三人の名探偵のための事件 扶桑社ミステリー

レオ・ブルース

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784594078218
ISBN 10 : 4594078214
フォーマット
出版社
発行年月
2017年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
406p;16

内容詳細

サーストン家で開かれたウィークエンド・パーティーの夜、突如として起こった密室殺人事件。扉には二重の施錠がなされ、窓から犯人が逃げ出す時間はなかった。早速、村の警官ビーフ巡査部長が捜査を開始するが、翌朝、ウィムジイ卿、ポアロ、ブラウン神父を彷彿とさせる名探偵たちが次々に登場して…華麗なる名探偵どうしの推理合戦と意外な結末。練り上げられたトリックとパロディ精神、骨太なロジックに支えられた巨匠レオ・ブルースの第一作にして代表作、ついに文庫化!

【著者紹介】
レオ・ブルース : 1903年、英国ケント州イーデンブリッジ生まれ。本名ルーパート・クロフト‐クック。さまざまな著作活動を行いながら、ブルース名義で1936年に最初の本格ミステリー『三人の名探偵のための事件』を発表。1979年死去

小林晋 : 1957年、東京生まれ。クラシック・ミステリを中心に訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • nuit@積読消化中 さん

    敢えての出し尽くされたようなシュチュエーションから始まったにもかかわらず、事件後、どこからともなく現れた3人の探偵に(良い意味で)引っぱりまわされ「え?犯人ダレ?どうやって?」とピュアに犯人&トリック判らずじまいのまま最後までページをめくっておりました(苦笑)。愛すべき名探偵たちのパロディ、多重解決、密室トリック、どんでん返し等々、とても濃密!続刊のビーフ巡査部長シリーズも文庫化してください!その前にキャロラス・ディーンシリーズの方も積読してあったので、近いうちに読みたいと思います。

  • セウテス さん

    【ウィリアム・ビーフ巡査部長】シリーズ第1弾。地方の医師の邸宅で、週末のパーティーが開かれる中、密室殺人事件が起こる。翌日、どこからともなく3人の名探偵が現れ、独自の捜査を始める。これが、セイヤーズ氏のピーター・ウィムジィ卿、クリスティ氏のエルキュール・ポアロ、チェスタトン氏のブラウン神父を模している。イメージ通りとまではいかないが、彼らが活躍している時代によくぞ描いた作品である。根底には、名探偵物への批判や提言が在り、ラストへの運びが予想出来るのが勿体ないが、気楽にニヤニヤしながら、大いに楽しみました。

  • ほちょこ さん

    大好きなウィムジィ卿もポアロ氏もブラウン牧師も、レオ・ブルースにかかるとコテンパン。ビーフ警部の皮肉たっぷりのスマートさに、あっさり打ちのめされました。

  • geshi さん

    パロディとして登場する3人の名探偵が現役バリバリの時代にこんな挑戦的な作品書いてよく大丈夫だったな。殺人事件のあった家に入り込む、事件関係者の触れられたくない部分を引っ掻き回す、明白な手掛かりより象徴的な手掛かりを追う、持って回った言い回しで記述者を煙に巻く、名探偵のお約束を強調してとることで、メタレベルでミステリの「作り物」性への批判を行っている。それぞれの推理にも手を抜かず、様々なベクトルに分けた密室トリック多重解決をやってのけるのもお見事。

  • Ayah Book さん

    すごく面白かったです。好き。ピーター卿とポアロとブラウン神父の密室パロディもの。パロディが本当に上手で、各キャラの台詞がいきいき。謎めいたことを言うブラウン神父役のスミス師が笑えるなぁ。私はピーター卿が好きだから、本当はもっとかっこよく書いてほしかった。でも、作品のテイストからしてしょうがないですね。ビーフ巡査部長もいい感じだし、語り手のタウンゼントもいい塩梅で間抜けでかわいい。多重解決が面白いまさにイギリスミステリ!

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