韓流時代劇と朝鮮史の真実 朝鮮半島をめぐる歴史歪曲の舞台裏

宮脇淳子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784594068745
ISBN 10 : 459406874X
フォーマット
出版社
発行年月
2013年08月
日本
追加情報
:
285p;19

内容詳細

漢に滅ぼされたという王国「古朝鮮」は史実に存在しない!李朝の太祖・李成桂は満洲人(女真)だった!世宗がつくったというハングルを庶民に普及させたのは福澤諭吉だった!血みどろの権力闘争、派閥争い…李氏朝鮮を描いたドラマは現代の韓国社会の縮図。漢方医なのに、洞窟で帝王切開するあり得ない医女チャングム!実際の妓生の衣装はもっと地味だった!気鋭の歴史学者にして韓流時代劇通が教える日本、シナ、満洲と朝鮮半島の真実の歴史!!

目次 : 1章 古朝鮮から三国〜統一新羅まで―現代韓国が古代史ドラマに込めた民族の壮大な理想(『朱蒙』にみる高句麗をめぐる中韓歴史認識論争/ 「檀君神話」から生まれた誇大なファンタジー『太王四神記』/ 歴史上の人物を荒唐無稽に描いて成功した『善徳女王』)/ 2章 高麗から朝鮮王朝へ―日本、中国、満蒙との関係抜きに語れない歴代王をめぐる愛憎劇(『龍の涙』に描かれる朝鮮王朝の始祖と出自の真相/ たった一行の史実から相像した大作『宮廷女官チャングムの誓い』/ 華やかすぎる芸妓『ファン・ジニ』と本当の妓生/ やっかいな国「韓国」の精神性が凝縮されたドラマ『イ・サン』)/ 終章 日本人がウソの歴史に騙されないために

【著者紹介】
宮脇淳子 : 1952年和歌山県生まれ。京都大学文学部卒、大阪大学大学院博士課程満期退学。博士(学術)。専攻は東洋史。大阪大学大学院在学中より岡田英弘(現東京外国語大学名誉教授)からモンゴル語・満洲語・シナ史を、その後、山口瑞鳳(現東京大学名誉教授)からチベット語・チベット史を学ぶ。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究員を経て、東京外国語大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • HMax さん

    韓流時代劇はファンタジー。NHKの大河ドラマのような時代考証が行われないのではなく、時代考証をしたくても古い資料がない(最古の歴史書が1145年の三国志記)から、「こうだったらいいのになあ」という妄想になってしまうそう。文化・軍事的な超大国のそばで、なけなしの富や人民を取り上げられた歴史、苦しい属国であった朝鮮、今や先進国の仲間入りを果たし、余計に妄想に走ってしまう心理に納得。それに比べ、適度に離れていたおかげで繁栄できた日本、これからも米中大国の属国にならないよう、油断することなく行きましょう。

  • かおりんご さん

    韓ドラを見るようになって、本当なのか?という話があるので、韓国の歴史が気になっていたけれど、国家プロジェクトだったとは、、、面白く読みました。歴史的資料があまり残っていないところも気になりました。確かに、「花郎」を見ていて、あの時代にブーツみたいなのがあったのか、めちゃ気になっていたんですよね。

  • ヨーイチ さん

    世に韓流ブームてのがあって、ポップス、ドラマ映像で隆盛しているらしい。国家戦略として国が売り込みに力を入れているてな噂も耳にする。映画「パラサイト」は中々だったけど、ある国の芸能人たちが急にレベルアップして良作、人気者が輩出しているかの報道は違和感を感じていた。題名と副題が強烈な本書は扶桑社ってこともあって、「嫌韓本」に入れても違和感がないのだが、現在の韓国製ドラマから朝鮮史、文化史の様なものを知る事は出来ないものか、と思い、空振りの危険を承知で購った次第。続く

  • TheWho さん

    東京外大名誉教授で東洋史学者の岡田英弘を夫に持つ東洋史の歴史学者である著者が、韓流時代劇の嘘と朝鮮史の欺瞞を言及する一冊。著者は、小中華の優越感と劣等感が同居する屈折した朝鮮民族が、歴史ドラマを作る上でどう反映するか興味を持ち韓流時代劇の研究を始めたと云う。韓国では、日本で云う時代劇と歴史ドラマとの区別がなく、韓流時代劇は全てファンタジーであるが、韓国国民はそれを歴史の事実として受け止めていると云う。かの国の云う正しい歴史認識を考えると背筋が凍る想いで一杯になった一冊です。

  • なつきネコ さん

    始めて韓国ドラマの「六龍が飛ぶ」を視聴したので、歴史的に韓国はどうかと再読。六龍はマシにはなっている。色鮮やかな衣装、派手な殺陣なとがあるがそこは日本も同じ。朝鮮という国名を自力で決めたり皇帝の衣装ぐらいか。同じ時代の龍の涙はわかりやすく六龍の復習によかった。李芳遠は好きな歴史人物になった。彼らのミスは儒教を大事にしすぎ。韓国はあやふやにしてると本当の自国文化を失うと今は懸念している。最後に昔は思わなかったが、アメリカの先見性のなさに納得。日本と勝ったためアジアという余計な荷物を背負ってしまった。

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人物・団体紹介

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宮脇淳子

1952年和歌山県生まれ。京都大学文学部卒業、大阪大学大学院博士課程修了。博士(学術)。専攻は東洋史。大学院在学中から、東京外国語大学の岡田英弘教授からモンゴル語・満洲語・シナ史を、その後、東京大学の山口瑞鳳教授からチベット語・チベット史を学ぶ。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究員

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