光の闇

佐伯一麦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784594068042
ISBN 10 : 4594068049
フォーマット
出版社
発行年月
2013年04月
日本
追加情報
:
211p;20

内容詳細

ないことはあること―。聴覚、視覚、嗅覚、脚、声、記憶…“欠損感覚”に問いかけた、新感覚小説。身体の一部をうしなってからの人生の一幕を描いた連作短篇集。

【著者紹介】
佐伯一麦 : 1959年宮城県生まれ。1984年「木を接ぐ」でデビュー、海燕新人文学賞を受賞。その後、90年「ショートサーキット」で野間文芸新人賞、91年「ア・ルース・ボーイ」で三島由紀夫賞、97年「遠き山に日は落ちて」で木山捷平文学賞、04年「鉄塔家族」で大佛次郎賞、07年「ノルゲ」で野間文芸賞等を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 佐伯 さん

    とてもすばらしい作品です。 やっぱり佐伯さんの作品はいろいろと考えさせられるものが多いですね。 今回の作品は障害者の話。あーそうなんだ!って読んでて何度も感じました。時間をかけてじっくり読んだのでとてもいろいろと感じることがあって、とてもよかったです。 ほかの作品も読んでみたくなりました。

  • 百太 さん

    再読。そうそう、視覚支援学校弁論大会で震災についての弁論があまりにも少なかった事に私も、ちょっと驚いたなぁ。

  • 百太 さん

    身体の機能の一部を失った人のエッセイに近い短編。静かに諦めてる感じがします。

  • kawa さん

    障害を持つ人の日常の行動や感性が、障害者の立場で描かれる。日頃、ここまで立ち入って話しをしたことがないので興味深く読めた。「奥新川。面白山高原。山寺。」が好み。温泉場で震災に遭遇した英国人夫妻の不安感が身につまされる。

  • 遠い日 さん

    欠損感覚を通して身体感覚を探る連作短篇小説。聴覚、視覚、嗅覚、声、足、記憶の欠損によって、感じる世界をインタビューを通じ、本人のことばで語ってもらい、やりとりしながら探るという手法で書く。ないはずの足にも気が巡るという不思議があれば、笑い顔を見たことがないゆえ想像もできないという本当。嗅覚の欠損による世界の静けさなど、独特の感覚を感じ受け入れる心のさまが、リアルだ。3.11を挟み、2編が紡がれたが、やはりそれ以前とは色が異なる。そこから喚起された意識が鋭い。

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