中国のマスゴミ ジャーナリズムの挫折と目覚め 扶桑社新書

福島香織

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784594063665
ISBN 10 : 4594063667
フォーマット
出版社
発行年月
2011年03月
日本
追加情報
:
18cm,255p

内容詳細

ジャーナリズムとはほど遠い中国のマスコミだが、その一方で、記者魂をみせる記者たちも生まれつつある。中国マスコミがらみのトンデモ事件の内幕を紹介しつつ、報道の自由を模索する記者たちの光と影を描く。

【著者紹介】
福島香織 : 1991年、産経新聞社に入社。上海・復旦大学に語学留学し、2002年から2008年まで中国総局記者として北京に駐在。2009年、同社を退社し、現在はフリージャーナリストとして活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ののまる さん

    タイトルは著者のあとがきにあるように、本意ではなく出版社からの要望的なもの。中身は、言論統制・弾圧の厳しい中国で、ほとんど日雇い労働でそれでも身体と命を張って、真実を報道をしようとする中国人記者の苦悩と挫折と意地。それによって外国メディアが気づいてくれて報道してくれたらいい、著作権など関係なくとにかく真実が拡散してくれたらいい、という切迫した現場の実態。

  • ティス@考える豚 さん

    良著。ヘイト本は嫌いだが食わず嫌いも良くないと思い手にとる。タイトルに反してヘイト本ではなかった。中国は検閲によってメディアも規制されている。また記者の在り方による問題で誤報が茶飯事で正確性も低い。しかし、全てのマスコミが腐敗しているかと問われるとそうではない。SARS報道を巡る奮闘、あえてわかりずらくすることで検閲を逃れ真実を読者に伝えようとする試み、ネット技術と共に多様化する抵抗手段。中国人にもすごい奴らはいるんだな…。…しかしリアル一九八四なんだな中国は…。

  • ごみむし さん

    タイトルだけを見て逃げる人、叩く人も多そうだが、非常にもったいない。2011年初頭の本。習近平以前であり、ネット環境も今と比べて大きく異なるが、現在でも通用する本と言えるのではないか。中国の記者の低レベルさ、その原因といえる中国政府の政策。そしてその劣悪な環境下で頑張る中国の記者へのエール。中国のマスメディアの成り立ち等を調べてたので思ってたのと違うが、中国内の報道の成り立ち、現状を知る上で非常に貴重な本の一つだ。

  • ナナ さん

    タイトルはすごいですが実は「こんなひどい環境でも中国のジャーナリストたちは頑張っているよ」という内容です。 時に大げさでなく本当に「命を賭けて」報道する中国のジャーナリストたち。それを思うと日本はどうなんだろう、と考えましたがまさにそれが筆者福島香織さんの意図するところだったようです。 日本も中国も、詰まるところ読者が喜ぶものを作っていくという部分は耳が痛いですね。

  • toshokan-no-hito さん

    自由とは相対的概念なんだなと思う。不自由のない世界には自由という概念は存在しえない。牢獄があって初めて自由が意識される。中国は列強に侵略されて初めて民族主義を以て立ったのではなかったか。現在の西藏や維吾爾民族主義への弾圧は満洲国が掲げた五族共和と何処が違うのか。権力の弾圧と圧力の下で取材を続ける中国の記者に贈られる賛辞は、著者にジャーナリストとしての矜持と誇りがあるからこそ。そして矜持と誇りがあるからこその挫折なのであろう。中国エイズ村での挫折を記した章に深い感動を覚える。必読。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

福島香織

ジャーナリスト・中国ウォッチャー・文筆家。1967年、奈良市生まれ。大阪大学文学部卒業後、産経新聞社に入社。上海・復旦大学に業務留学後、香港支局長、中国総局(北京)駐在記者、政治部記者などを経て2009年に退社。以降はフリージャーナリストとして活躍。ラジオ、テレビでのコメンテーターも務める(本データ

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品