トード島の騒動 下 扶桑社ミステリー

カール ハイアセン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784594031480
ISBN 10 : 459403148X
フォーマット
出版社
発行年月
2001年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,356p

内容詳細

ストウトの罪は、ゴミの投げ捨てだけではなかった。トード島の開発にかかわり、カエルの大量虐殺に手を貸した大悪人のひとりでもあったのだ!ストウトの愛犬を誘拐して、トゥイリーはプロジェクトの阻止をはかるが、相手はロビイストとしての本領を発揮、事態は思わぬ方向に…知事、議員、開発業者から娼婦、殺し屋まで、変人たちが大暴走。入りみだれるプロットは、複雑にからみあいながら、手に汗にぎる抱腹絶倒のクライマックスへ!超人気作家ハイアセン最新作。

【著者紹介】
カール ハイアセン : 1953年、フロリダ州マイアミ生まれ。“マイアミ・ヘラルド”の記者を経て作家になる。新聞記者時代の同僚モンタルバーノと合作で3冊の長編を著し、その後は単独で作品を発表、ベストセラー作家となる

佐々田雅子 : 英米文学翻訳家。主訳書にレセム『マザーレス・ブルックリン』(ミステリアス・プレス文庫)、ゴーズ『敵中漂流』(新潮文庫)、エルロイ『わが母なる暗黒』(文芸春秋)他、多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • hit4papa さん

    ヒトの異常な部分をとんがらせたような奇矯なキャラクターがしこたま登場し乾いた笑いを誘います。彼らが絡み合いながら個性を暴走させていく様が痛快です。本作品は、環境破壊に対する怒りが際立っているのですが、奇人変人を縦横無尽暴れさせながら、ニヤリとしてしまう笑いの中に深刻さをくるんでいるのがハイアセン流でしょうか。

  • うりぼう さん

    とうとう騒動もここまできたか。トード島が倒土島になりそう。

  • カオシュン さん

    ハイアセンの他作に比べて殊更どうということはないが、やはりスキンクの存在は強いな。物語の流れをなぞるだけの解説は、当該作品に限らず必要はない(まぁ杉江松恋があまり好きではないのだが)。畢竟、読めばいいじゃないか。

  • rokai さん

    ハイアセンらしい 奇人だらけの作品。 いったいどうなる事かと思ったけど 最後はちゃんと収まるところに収まるんですよね。

  • 西村章 さん

    やはりハイアセンはいいなあ。グロテスクなくらい極端にデフォルメされたキャラクターを大量に作品中へ投入し、収拾不能とも思える大騒ぎを演じさせて最後はキッチリとおさまるところにおさめてしまう。こういう芸当ができるのは、ハイアセンか戸梶圭太くらいのモンでしょうね。怪人スキンクは今回も健在。そして、本作は原題からも想像できるとおり、ある意味、犬が主役。ラブラドルレトリーバーのマッギン、最高です。犬ミステリという意味では、クーンツの『ウォッチャーズ』と双璧かも。

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人物・団体紹介

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カール ハイアセン

アメリカ、フロリダ生まれ。マイアミ・ヘラルド紙の敏腕記者として同州の犯罪や汚職を報道。1986年『殺意のシーズン』で作家デビュー。以来、アメリカ最高のユーモア・ミステリ作家としてベストセラー・リストにランクインし続けている

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