普通のノウル

イ・ヒヨン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784566024779
ISBN 10 : 4566024776
フォーマット
出版社
発行年月
2022年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
248p;19

内容詳細

母さんに“平凡なパートナー”をみつけて、“普通の幸せ”を手に入れてほしいのに。シングルマザーに育てられた17歳の少年ノウル。「今からでも幸せになってほしい」と願っていた母の恋人候補として急浮上したのは、親友の兄、やっと就職が決まったばかりの若者だった。「“平凡”ってそもそもなんなの?」と親友ソンハにたずねられ、その問いについて考え続けることで、ノウルがみつけたものとは―。寒い冬の空の下、少年が次の季節へ歩き出すまでの物語。

【著者紹介】
イ・ヒヨン : 李喜榮。2013年に「人が暮らしています」で第1回キム・スンオク文学賞新人賞大賞を受賞して作家デビュー。2018年に第12回チャンビ青少年文学賞を受賞した『ペイント』(イースト・プレス)が30万部を超える大ベストセラーとなる。そのほかの著作に、第1回ブリットGロマンススリラー公募展大賞を受賞した『きみは誰だ』や、『ナナ』などがある

山岸由佳 : 北海道出身。東京外国語大学卒業。テレビ番組制作会社勤務を経て、2001年に渡韓。現地にてディレクターとして韓国映画ドラマ情報番組を手がけるかたわら、ライターとして韓流雑誌などに寄稿。2008年より韓日翻訳者として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 星落秋風五丈原 さん

    母親と一緒にいると姉弟に間違われるノウルは、母にパートナーが現れることは望んでいても、母が傷つけられることを怖れていた。未婚の母に対する風当たりは強く、何もない風を装っているようでもノウルには母の強がりが感じられたからだ。だが、母の恋人の出現をきっかけに、世間の“普通”という枠組に傷つけられた過去を持ちながらも、ノウルもまた普通に拘っていたことに気づく。では“普通”って何?“普通”ってそんなにいいもの?これは読者にも問いかけられている。

  • 洋 さん

    17歳のノウル。友達思い家族思いのとても優しい高校生です。普通とは何か、考えなきゃいけないのはむしろ大人の方。

  • 遠い日 さん

    読み終えて、タイトルの「普通」に深く深く首肯した。16歳差の母子。33歳の母チェ・ジヘと17歳の息子チェ・ノウル。周囲の偏見と好奇に満ちた眼に晒されながら生きてきたふたり。一歩も引かず自力で息子を育て、胸を張る母をノウルは誇りに思いながらも、これから先の母の人生を思えば憂いも顔を出す。女友だちソンハ、級友ドンウとの関わり、母の恋模様を絡めつつ、外付けの平均、平凡、普通といったことばとその本質を掘り下げていく物語。世間の目線は必要ない。正解はいくつもあるから。顔上げて生きればいい。第五の季節を。

  • timeturner さん

    16歳で産んだ息子をひとりで育ててきた母親に、息子は普通の幸せをつかんでほしい。でも、普通ってどういうことだろう。息子がいい子すぎて母親も素敵すぎて漫画っぽく感じるときもあるけど、こういう問題を若者に考えてもらうには重すぎないほうがいいのかもしれない。

  • matumoty さん

    「『普通のノウル(主人公)』ってタイトルだけど、これ普通…?いやいや…」と思いながら読み始めたけど、読み進めるにつれ、それこそがこの本のメインテーマであることを気づかされた。昭和生まれの私が思いつく「普通」は全然出てこないけど、多様性多様性という現代には「普通」って言葉は意味を持たないものになってるってことなのかも…「普通」って何〜?

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李喜榮。2013年に「人が暮らしています」で第1回キム・スンオク文学賞新人賞大賞を受賞して作家デビュー。2018年に第12回チャンビ青少年文学賞を受賞した『ペイント』(イースト・プレス)が30万部を超える大ベストセラーとなる。そのほかの著作に、第1回ブリットGロマンススリラー公募展大賞を受賞した『き

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