アンドリュー・ソロモン

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真昼の悪魔 うつの解剖学 上

アンドリュー・ソロモン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784562036547
ISBN 10 : 4562036540
フォーマット
出版社
発行年月
2003年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
堤理華 ,  
追加情報
:
20cm,452p

内容詳細

重いうつ病をかかえる作家が、自らの苦闘を語りながら研究者、精神科医、代替医療法士、患者たちに取材。苦悩の果ての希望、絶望を知るゆえの愛を感動的に描き米英メディアが絶賛したベストセラー。

【著者紹介】
アンドリュー・ソロモン : アメリカ、イギリス両国籍をもつ作家、ノンフィクションライター。『真昼の悪魔』(The Noonday Demon:An Atlas of Depression)は、刊行直後から高い評価を受け、2001年全米図書賞「ノンフィクション部門」を受賞。『ニューヨーカー』、『ニューヨークタイムズ・マガジン』に定期的に執筆。イェール大学およびケンブリッジ大学を卒業。現在はニューヨークとロンドンに居を構えている

堤理華 : 神奈川県生まれ。金沢医科大学卒業。麻酔科医、翻訳家。「ダンスマガジン」(新書館)等で舞踊評翻訳なども手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • harass さん

    鬱病になったノンフィクションの作家が、自身の鬱病体験記や体験者や研究者などに取材し治療、薬品の考察をまとめたもの。正直、日本とは異なる文化社会の規範があり、まだ日本では未承認のプロザックなどの薬剤のことなども話題にでてくる。鬱病体験は言語化が難しいものと聞くがそれを表現しようとしている。実に濃ゆい。壮絶な鬱治療の取り組みには唖然としてしまう。怪しげな民間療法なども試し描写している。上巻だけであるがお腹一杯だ。今ではまた医学や常識が変わっているのは予想されるが、ここまで徹底的なのは驚いてしまう。下巻に。

  • くさてる さん

    うつ患者であり作家である著者による、まさに「うつの解剖学」ともいうべき大著。歴史、治療、政治、様々な面からこの問題に取り組み、分析しているけれど、やはり著者自身のうつ経験や、実際のうつ患者の言葉の重みが半端ではない。私も同じような状態で休職した経験があるけれど、あの当時の重苦しい気持ちが目の前に再現されていくような卓越な文章の表現力に参ってしまった。あくまで外国の本なので、日本の現状にそのままあうわけではないけれど、この問題に関心がある人ならば読んで損は無いと思う。

  • lukas さん

    著者はうつ病患者であると同時に作家でもある人なので、自らが苦しんだうつ病の症状を織り込みながら、現在のうつ病治療について取材したものを詳細に書いている。作家魂を感じる丹念な取材ぶりであり、また一うつ病患者としての苦しみの描写も迫力がある。 「うつ」という獰猛な「真昼の悪魔」と正面から向き合い、いかに飼いならすかに作家の全エネルギーを傾けたといえる作品だと思う。日本人のうつ病患者の書いた本でここまでエネルギッシュさを感じるものは寡聞にしてあまり見ないので、その意味でもとても面白く拝読した。

  • こるり さん

    書かれてあるとおり、うつでの自殺は感情的な死より、圧倒的に理性的な死のほうが多い。 長期間ウツであることに耐えられなくなるのだろう。 妻子持ちリーマンなんかが、突発的に飛び降りるなんてのは、抗うつ剤のせいといってよい。 私は4歳からメランコリックのうつであり、PTSDによるうつであり、慢性抑うつでもあり、反応性うつでもある。 それでも死なない、人間は精神的な苦痛には強い。 だが借金や貧困、病苦が重なったときは、逃げ場がなくなったうつは悪化し、歯止めが利かなくなり、死を選んでしまうだろう。

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人物・団体紹介

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アンドリュー・ソロモン

政治、文化、心理学分野の研究、著述家。1981年にホレス・マン・スクール卒業。1985年にイェール大学英文学士号取得、最優秀で卒業後、ケンブリッジ大学ジーザス・カレッジで英文学修士号取得。同大学の英文学で学年最高成績を収め執筆賞を獲得したのは、外国人初の快挙だった。1988年からロシアの芸術家を研究

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