中央銀行 セントラルバンカーの経験した39年

白川方明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784492654859
ISBN 10 : 4492654852
フォーマット
出版社
発行年月
2018年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
780p;20

内容詳細

前総裁が退任後初めて日銀時代の39年を振り返る。物価と金融システムの安定のために中央銀行が果たすべき役割を多面的に論じる。

【著者紹介】
白川方明 : 青山学院大学国際政治経済学部特別招聘教授。1949年生まれ。1972年東京大学経済学部卒業、同年日本銀行入行。75〜77年日本銀行からシカゴ大学大学院経済学部に留学。経済学修士(シカゴ大学)。信用機構局信用機構課長、企画局企画課長、大分支店長、審議役などを経て、02〜06年日本銀行理事。理事を退任後、京都大学公共政策大学院教授。08年3月日本銀行副総裁、同年4月〜13年3月第30代日本銀行総裁。11〜13年国際決済銀行(BIS)理事会副議長。2013年9月青山学院大学国際政治経済学部特任教授を経て、18年9月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    高校・大学の同級生が日銀に勤めている事、以前日銀の直ぐそばで勤務していたこともあり、多少親近感があります。真面目で清廉潔白な白川元日銀総裁、平易で解り易い文書での回顧録&日本銀行の解説、好感が持てます。金融政策だけでは景気回復は不可能です。年3%程度の緩やかな成長がベストだと思いますが、現実は難しいでしょうね。現在の黒田総裁が本を書いたら、真逆の内容かも知れません。

  • KAZOO さん

    やはり著者は学者だという気がしました。もともと総裁になるはずではなかったという気がします。それが政権がらみでなってしまった、ということなのでしょう。もともと法学部に入ったものの学園紛争で読書会でサムエルソンの本を読んだりして経済学に目覚めたということでこのような書物が出来上がったという気がします。内容的には3部に分かれていて日本の金融政策を実体経済とともに分析していて、著者の「現代の金融政策」を実務的な点から分析したものといえましょう。非常に力作であると思われます。

  • あすなろ さん

    白川元日銀総裁は言う。中央銀行は不思議な存在であると。そしてその不思議な存在を解明する魅力に惹かれて多くの著書が記されてきたという。僕も惹かれた1人。プラザ合意から民主党政権崩壊迄、じっくり758頁の白川元総裁39年間の日銀での歩みと共に相当のリアリティを持って学習させて頂いた。日銀にとり、つまり中央銀行にとりありとあらゆる場所においての独立性とは何か?それが過去事例と共に詰まってこんな知的で面白い書物はなかなかない。独立性を保ち、社会よりやや長期的な視野で毅然と立つ。そして何より史実は雄弁である。

  • koji さん

    758頁、10日かかりました。@分かりやすい言葉遣い、A平易な文章、B明快な主張と論理づけで、とても読み易いですが、ここに描かれているものはとてつもなく重く深く、読書中知的刺激を受け続けました。浜田宏一先生が、学生時代にその知性を絶賛したことが分かります。本書は本年のマイベスト1候補です。そうなると惜しいのは、日銀総裁在任中の説明が本書ほど分かり易くなかったこと。知性の射程が長く広すぎて、表現者、実践者としては、思い切りが欠けたのかもしれません。この点黒田総裁は論理は破綻していますが、思い切りを感じます

  • あんころもち さん

    経済と金融をめぐる議論、あるいは政治家と中央銀行(専門職)との関係をめぐる議論を考える上で必読であろう。理論をどう実践に結びつけるか、国内の財政赤字をめぐる議論がどう映るか、アカウンタビリティーのあり方など多くの論点が散りばめられている。今現在の政策を相対化する上でも勉強になる一冊。

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