傍流革命 小が大と戦うビジネス・アスリート経営

松ア正年

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784492502778
ISBN 10 : 4492502777
フォーマット
出版社
発行年月
2015年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
229p;20

内容詳細

変革をつくりだせ!

持続的成長に向けて改革に挑んだリーダーの経営哲学と判断軸、そして心得に学ぶ

「そういえば、キミは端っこのほうを一生懸命走っていたな」
新規事業だったプリンター事業に携わっていた当時の私を振り返り、ある役員OBの方がおっしゃった。
うまい表現だと感心するとともに、「端っこを走っていた」社員にも目配りしていただいたことを有難く思った。

発展途上の会社の発展途上の経営者が記す本だからこそ、
変革を迫られている日本企業のビジネスリーダーに、
「自分たちもできる」と響くものがあるのではないか。


コニカミノルタは、ほぼ同規模の2つの会社が2003年に経営統合して誕生した会社であり、2006年に両社の創業事業から撤退して事業ポートフォリオを転換しています。
著者は、リーマン・ショック直後の2009年4月から5年間、同社の代表執行役社長として、「持続的に成長できる会社を目指す」を旗印として掲げ、成長戦略の推進、事業の転換、グローバル経営の進化に取り組んできました。
会社としての“足腰”の強化、「社会に支持され、必要とされる会社」を目指したCSR経営、経営組織変更などを推進し、同社を成長軌道に乗せています。そして現在は、同社取締役会議長として、コーポレートガバナンスの実効性向上に取り組んでいます。

本書は、30代、40代には傍流事業に身を置き、「端っこを走っていた」著者が、社長在任中の5年間、どのような哲学や判断軸の下に意思決定し行動して来たのかを、豊富なエピソードを交えて執筆した書下ろしです。

ビジネスリーダーおよびビジネスリーダーを目指している人たち、企業の事例研究に興味のある人たちにとって、示唆に富んだ一冊です。

・持続的成長へ向けての大胆な事業転換をどうやって実行できたのか。変革リーダーの経営哲学と判断軸、そして心得に学ぶ。

著者
松崎 正年(マツザキ マサトシ)
コニカミノルタ 取締役会議長
1950年東京都生まれ。1976年東京工業大学大学院修了後、小西六写真工業株式会社(のちのコニカ株式会社)に入社。主に情報機器(プリンター、複合機)の製品開発・商品企画に携わる。コニカとミノルタの経営統合後、分社体制下の情報機器事業会社取締役として制御系開発責任者、持株会社執行役として研究開発子会社の社長、取締役兼務常務執行役として技術戦略担当を歴任し、2009年代表執行役社長に就任。2014年4月より取締役会議長。現在に至る。

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読書メーターレビュー

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  • koji さん

    弱者戦略と誤解を与えやすい本ですが、中身は全うな経営者論です。肝に銘じておきたいことを残しておきます。@意志決定の判断軸(イ.事実に基づき、経済合理性の観点で意思決定すること(不完全情報の時は、持続的成長と世・人の道理の観点で行うそうです。)、ロ.議事録には結論と理由を書き残すこと)、Aリーダーのコミュニケーションは「シンプルなメッセージ、異なる意見に対処できるコミュニケ-ション能力を磨くこと」、B部下に多様な経験を積ませること、Cリーダーは見えぬことで継続的努力をすること。他にも一杯あります。お薦めです

  • シンドバッド さん

    FX社C社R社と戦っている会社ではあるが、著者が、持続的成長の基盤を築けたかは、経営数字が証明する。

  • Kohn さん

    マネージメント、リーダーとして必要な事を具体的な事例をベースに書かれているため分かりやすい本となっています。主流ではなくても、ビジネスで成功してきた筆者の言葉は貴重ですね。仕事に活かしていこう。ホールディングス会社から、それを辞める判断をされた所に興味を持って読み始めました。

  • Kentaro さん

    ダイジェスト版からの要約 ジャンルトップ戦略とは、「成長が見込める領域や勝算のある領域を特定し、その領域にリソースを集中し、迅速に行動することで、トップポジションを狙おうとする戦略」のことである。コニカとミノルタが経営統合して差は小さくなったとはいえ、情報機器分野のトップ3社であるキヤノン、富士ゼロックス、リコーと比べ、依然として、明らかに規模の面では劣る。成長が期待でき勝算のありそうな分野に戦力を集中すれば、そこでは規模の劣位は小さくなり、その分野に限っては、製品力や販売手法で優位に立てる可能性がある。

  • モビエイト さん

    カメラ、フィルムが源流のコニカミノルタ。デジタル化の流れに対し、変化を恐れずに時代と共に変化することにより生き残ってきたのだと思いました。海外比率が高いので、あまり名前を聞くことがありませんが着実により良い企業である様、努力しているのだと思いました。

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