欧州の危機 Brexitショック

庄司克宏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784492444351
ISBN 10 : 4492444351
フォーマット
出版社
発行年月
2016年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
254p;19

内容詳細

欧州債務危機、難民への対応、イギリスの離脱決定という難題が続き、EUは「統合疲れ」に陥った。統合の形を修正することで、加盟国拡大の負の影響と欧州懐疑派の台頭を乗り越えられるのか。欧州統合の歴史を踏まえて、EUが抱える課題の行方を読み解く。

目次 : 序章 欧州の危機の諸相/ 第1章 欧州統合の方程式とその限界/ 第2章 統合方程式の修正形―アラカルト欧州と2速度式欧州/ 第3章 通貨ユーロと2速度式欧州/ 第4章 イギリス離脱問題とアラカルト欧州/ 第5章 イギリス離脱後の欧州統合

【著者紹介】
庄司克宏 : 慶應義塾大学大学院法務研究科教授。ジャン・モネEU研究センター所長。1990年慶應義塾大学法学研究科博士課程単位取得退学。横浜国立大学大学院国際社会科学研究科教授等を経て現職。日本EU学会元理事長。2002年欧州委員会よりジャン・モネ・チェア授与。2009‐10年外務省日EU関係有識者委員会委員。専門分野は、EUの法と政策。現在の研究テーマは、EUガバナンスの法制度的研究など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Miyoshi Hirotaka さん

    二度の大戦に懲りた欧州は統合を模索。EU の原加盟国を一言で括ると敵国とその軍隊の通り道。あるいは、神聖ローマ帝国+フランス。そこから、海峡や山脈を越え、旧ソ連との緩衝地帯へ版図を拡大。域内不戦の達成後は単一市場へ参加することのメリットを加盟国が享受。一方、破綻懸念国への対応、域内不均衡是正の経済的負担、多様性の受容による自国文化の変容や上書きなどデメリットが無視できなくなった。同盟や条約といえども一時的な利害の一致に過ぎない。その継続、脱退の選択肢を作るのは政治家の役目で、それを判断するのは国民の仕事。

  • スプリント さん

    ギリシアの財政破綻からイギリスのEU離脱とEUの将来に陰りがでてきました。EU内で広がる格差と不公平感は解消することができるのか、その方策を本書は論じています。 EUが抱える問題点と取りうるべき施策を理解することができます。

  • 紫の煙 さん

    イギリスのEU離脱で注目を集める欧州の危機を、統合方式をキーに書いている。随分複雑なルールを作ったものだと驚くが、東欧諸国が加わった以降の様々な加盟国をまとめる事がいかに困難かわかる。イギリスの離脱も突然出てきた話ではない。今年は目が離せなくなりそうだ。

  • 四ツ谷 さん

    EUの体制について、歴史と法の面から解説されている一冊。今、気になってるのは米中の貿易摩擦よりもドイツの景況感と英国のEU離脱。EECから始まった欧州統合はその特性から国家主権と民主主義と欧州統合は始めから同時に実現されないっていうのは興味深い。

  • taming_sfc さん

    本書は一般向けに書かれているが、二点注目に値する。第一は、ロドリックのグローバリゼーションのトリレンマをEUに置き換え、現在生じているEUの問題に明晰なメスを入れたこと、第二は、二速度式EUやEUアラカルトの議論を踏まえ、EUの将来像を危機の中から展望したことにある。

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