ダニエル・コーエン

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経済成長という呪い 欲望と進歩の人類史

ダニエル・コーエン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784492315026
ISBN 10 : 4492315020
フォーマット
出版社
発行年月
2017年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;20

内容詳細

私たちは無限の欲望という「呪い」から逃れられるのか。経済成長なき産業革命の時代でも進歩はありうるのか。人類史という壮大なアプローチから、“閉じてゆく”21世紀世界を読み解く。

目次 : 序論 経済成長なき進歩はありうるのか/ 第1部 経済成長の源泉(人類の時代―世界を支配するに至った「文明化」の過程/ 脱出―絶滅の危機/ 二〇二六年一一月一三日―人類を救った予想外の人口転換 ほか)/ 第2部 未来だ、未来だ(テクノロジーの特異点が迫りつつある/ 人間の労働はどうなるのか/ 失われた経済成長 ほか)/ 第3部 進歩を再考する(“新たな”大転換/ 自主独立とサバイバル/ 神話と恨み―物質的な富から解放されない人間 ほか)/ 結論 トライアングル地獄からの脱出と超越

【著者紹介】
ダニエル・コーエン : 1953年、チュニジア生まれ。フランスを代表する経済学者であり思想家。エリート校であるパリ高等師範学校(エコール・ノルマル・シュペリウール)の経済学部長。2006年には、経済学者トマ・ピケティらとパリ経済学校(EEP)を設立。元副学長であり、現在も教授を務めている。専門は国家債務であり、経済政策の実務家としても活躍している。また、『ル・モンド』紙の論説委員である。著書は多数あり、アメリカをはじめとして世界十数ヵ国で翻訳出版されている

林昌宏 : 1965年、名古屋市生まれ。立命館大学経済学部経済学科卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • えちぜんや よーた さん

    こういうタイトルを見ると「だから経済成長はいらないのだ」という人が出てくる。だが世の中はそんなに都合よくはできていない。経済成長を諦めるならばそれを前提とした社会制度を変えることが必要。逆に今の社会制度を維持するならばやはり経済成長が必要だ。右手と左手、2つの手で握っているもののどちらか一方を放さなければならない時が来ている。P194から195にかけて自分が書いたことと同じ主張がされてるけどね。これからは何事も「撤退戦」なんやで。

  • たかしくん。 さん

    前半はどこか「サピエンス全史」を彷彿させる人類の経済史が続き、そして、後半からが著者の主張かと思います。これがまた、いかにもフランス人向けに語られていて、簡単そうで実は結構難しいです。ケインズらが予言した豊かな資本主義社会、しかしながらそれは、自己の社会的地位の喪失という不安に常に悩まされる社会である。というのが、一つの主張ですが、もっと深く読めばそれ以上のものが見いだせるかと…。

  • kanaoka 56 さん

    かつての工業化にともなう農村部から都市部への移行のように、これから人々はAI化できる仕事から、AI化できない仕事へ移行していかなければならない。急変する社会は人々の不安を掻き立て、信頼関係を破綻させる。そして、妬み、怒り、暴力が蔓延する。 経済成長は、この問題を社会的に上手く解決ができるシステムであるが、人間の欲望は無限であり、世界は有限であることから、破綻の限界は間近であり、環境破壊は取り返しのつかない状況に嵌りつつある。

  • 田中峰和 さん

    経済成長を求められても、人口減少が加速する日本では困難だ。産業革命は人間の労働を組み込めたのに対し、現代のデジタル革命はそうはならない。先進国ほど、社会は二極化構造になり、情報産業で金を儲ける一部の上層階級と、対人サービス業など、生産性が低く低賃金を強いられる下層のものに分かれるからだ。米国では過去30年間、90%の国民の購買力は向上せず、欧州でも同時期の一人当たり所得増加率は3%から0.5%に低下した。ヒトの誕生から、経済史を復習しながら、閉じていく21世紀世界を読みとくアプローチは、わが国にも有効だ。

  • おがっぴ さん

    約半分を占めている人類の歴史から語られる部分は不要だと思う。

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