ジェームズ J ヘックマン

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幼児教育の経済学

ジェームズ J ヘックマン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784492314630
ISBN 10 : 4492314636
フォーマット
出版社
発行年月
2015年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
127p;20

内容詳細

やる気・忍耐力・協調性――幼少期に身につけた力が、人生を変える!

なぜ幼少期に積極的に教育すべきなのか?
幼少期に適切な働きかけがないと、どうなるのか?
早い時期からの教育で、人生がどう変わるのか?

ノーベル賞学者が40年にわたって追跡調査
脳科学との融合でたどりついた衝撃の真実!

●5歳までの教育は、学力だけでなく健康にも影響する
●6歳時点の親の所得で学力に差がついている
●ふれあいが足りないと子の脳は萎縮する

子供の人生を豊かにし、効率性と公平性を同時に達成できる教育を、経済学の世界的権威が徹底的に議論する。


「就学前教育の効果が非常に高いことを実証的に明らかにしている。子供の貧困が問題となっている日本でも必読の一冊」解説 大竹文雄

ジェームズ・J・ヘックマン(ジェームズ J ヘックマン)
1965年コロラド大学卒業、1971年プリンストン大学でPh.D.(経済学)取得。1973年よりシカゴ大学にて教鞭を執る。1983年ジョン・ベイツ・クラーク賞受賞。2000年ノーベル経済学賞受賞。専門は労働経済学。
大竹 文雄(オオタケ フミオ)
1961年京都府生まれ。1983年京都大学経済学部卒業、1985年大阪大学大学院経済学研究科博士前期課程修了。1985年大阪大学経済学部助手などを経て、2001年より同社会経済研究所教授。2013年より理事・副学長。博士(経済学)。専門は労働経済学、行動経済学。2005年日経・経済図書文化賞、2005年サントリー学芸賞、2006年毎日新聞社・エコノミスト賞(『日本の不平等』(日本経済新聞社、2005年))受賞。2006年日本経済学会・石川賞、2008年日本学士院賞受賞。近著に、『経済学のセンスを磨く』(日本経済新聞出版社、2015年)。
古草 秀子(フルクサ ヒデコ)
青山学院大学文学部英米文学科卒業。ロンドン大学アジア・アフリカ研究院を経て、ロンドン大学経済学院大学院で国際政治学を専攻。訳書に『エコノミック・ヒットマン』『内向型人間の時代』『病は心で治す』など多数。


【著者紹介】
ジェームズ J ヘックマン : シカゴ大学ヘンリー・シュルツ特別待遇経済学教授。1965年コロラド大学卒業、1971年プリンストン大学でPh.D.(経済学)取得。1973年よりシカゴ大学にて教鞭を執る。1983年ジョン・ベイツ・クラーク賞受賞。2000年ノーベル経済学賞受賞。専門は労働経済学

大竹文雄 : 大阪大学理事・副学長、大阪大学特別教授、大阪大学社会経済研究所教授。1961年京都府生まれ。1983年京都大学経済学部卒業、1985年大阪大学大学院経済学研究科博士前期課程修了。1985年大阪大学経済学部助手などを経て、2001年より同社会経済研究所教授。2013年より理事・副学長。博士(経済学)。専門は労働経済学、行動経済学。2005年日経・経済図書文化賞、2005年サントリー学芸賞、2006年毎日新聞社・エコノミスト賞(『日本の不平等』日本経済新聞社、2005年)受賞。2006年日本経済学会・石川賞、2008年日本学士院賞受賞

古草秀子 : 翻訳家。青山学院大学文学部英米文学科卒業。ロンドン大学アジア・アフリカ研究院を経て、ロンドン大学経済学院大学院で国際政治学を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • えちぜんや よーた さん

    「ちびっこにおカネをかけたら将来いろいろと良いことがあるよ!」。その通りなんだけど、どこからどうやって原資を引っ張ってくるかが問題。年金、医療、介護給付が中心となっている社会保障のどこに子どもようの給付を割り込ませるか?扶養者の養育費用(賃金)はどうやって増やすか?稼げなくなった産業から稼げる産業への転換は?新しい産業に対応する労働者の職業訓練費用は?議論を深めていくとページ数が1,000ページを超えると思いますw

  • ヒデミン@もも さん

    古市憲寿さんのお勧め。装丁が可愛い。帯にあるような【衝撃の真実❢】は何かはわからなかったが、ヘックマン教授の幼児の教育がいかに経済に影響を与えるかという考えに対しての十人の専門家のコメント。古草秀子さんの訳が良いのか非常に個性が出ていてわかりやすかった。原文はどうかはわからないけれど。わかったのはアメリカの格差は日本よりはるかに酷い。その根源はやはり黒人差別によるものが大きい。人生で成功するかどうかは、認知スキルだけで決まらない。そして成功が人生において一番ではないが、その機会は平等に与えられるべき。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    2013年初出。アメリカではスキルの問題が増大。社会的分極化を生み、機会や成果の不平等を大きくする。不平等の拡大や生産性の伸び悩みの主因:幼少期の不利な状況を救済する戦略は単独で効果を生まない。持つ者と持たざる者とのあいだの、認知スキル及び非認知スキルの格差は、幼いころに発生し、環境で育つ子供が増えつつある(40−41頁)。大切なのは、支配的な文化が重要視する特質の多くは実際に重要。読み書き、数学、欲求を抑える能力、健康への配慮は重要で、役に立つ。貧困のさ中では発達を妨げる傾向(93頁)。

  • AYUKO☆ さん

    就学前の幼児期の教育の重要性について書かれている。淡々と客観的に分析した結果を論文のように書いているので、苦手な人もいるかもしれないがとても興味深かった。成人に対して職業訓練をするより幼児教育に力をいれた方が国の財源の視点から考えてコストパフォーマンスがいいと。つまり、幼児教育を受けた人々は、成人後に所得が向上するため生活保護受給率が低下し健康にも気を使うので社会保障の費用もおさえられる。アメリカを対象にした研究結果の後、最後に日本の視点での考察もある。→

  • Nobu A さん

    15年初版。確か先日読了の山口慎太郎著書「家族の幸せの経済学」での言及本だったような。乱読及び積読本増加でうろ覚え。あらゆる分野で格差が広がる現代社会。正直ありきたりの仮説と容易に予期出来る結果。縦断研究をすれば必ずサンプル数が疑問視される。ただ、ノーベル経済学受賞者の著者に対する各分野の専門家の評価が挿入されている構成は評価。この手は量的だけでなく質的研究も必要。例えば、認知・非認知スキルを伸ばす取り組みに幼児が心的葛藤がなかったか等。躾を含む教育は無数にある方法や教育者との相性もある。流し読み読了。

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シカゴ大学ヘンリー・シュルツ特別待遇経済学教授。1965年コロラド大学卒業、1971年プリンストン大学でPh.D.(経済学)取得。1973年よりシカゴ大学にて教鞭を執る。1983年ジョン・ベイツ・クラーク賞受賞。2000年ノーベル経済学賞受賞。専門は労働経済学

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