ニーアル・ファーガソン

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劣化国家

ニーアル・ファーガソン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784492314395
ISBN 10 : 4492314393
フォーマット
出版社
発行年月
2013年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20

内容詳細

『マネーの進化史』などで知られるハーバード大の気鋭の歴史学者が、『国富論』などの古典から洞察を得て、現代の難問を解き明かす。


イギリス公共放送BBCが年に1人、当代最高の指揮者を招聘しオンエアする「リースレクチャー」を書籍化。


いま最もすぐれた知性と目されるハーバード大歴史学教授が示す「先進国の未来像」。


なぜ豊かな国が貧困へと逆戻りするのか? 


アダム・スミスの『国富論』やダグラス・ノースの制度論からひらめきを得て、本書は書かれた。バーナード・マンデヴィル、エドマンド・バークから、ジャレド・ダイアモンド、ポール・クルーグマン、ナシーム・タレブに至るまで、新旧の知識人たちの主張を自在に参照しながら、「西洋の衰退」の本質に迫る。


2013/9/20 発売予定


【目次】
序章 なぜ西洋は衰退したのか
第1章 ヒトの巣:民主主義の赤字
第2章 弱肉強食の経済:金融規制の脆弱さ
第3章 法の風景:法律家による支配
第4章 市民社会と非市民社会
結論 定常状態からどう脱却するか


著者について
ニーアル ファーガソン
ハーバード大学歴史学教授
1964年、イギリス、スコットランドのグラスゴー生まれ。オックスフォード大学モードリン・カレッジ卒業。イギリスで最も著名な歴史学者の一人。邦訳書に『文明――西洋が覇権をとれた6つの真因』(勁草書房、2012年)、『マネーの進化史』(早川書房、2009年)、『憎悪の世紀―なぜ20世紀は世界的殺戮の場となったのか』(早川書房、2007年)。


櫻井 祐子(サクライ ユウコ)
翻訳者
京都大学経済学部卒業、オックスフォード大学大学院経営学研究科修了。東京三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行)勤務などを経て現職。訳書に『イノベーション・オブ・ライフ』(翔泳社、2012年)、『ずる』(早川書房、2012年)、『マイケル・ポーターの競争戦略』(早川書房、2012年)、『選択の科学』(文藝春秋、2010年)など多数。




【著者紹介】
ニーアル・ファーガソン : ハーバード大学歴史学教授。1964年イギリス・グラスゴー生まれ。オックスフォード大学卒業。ケンブリッジ大学講師、オックスフォード大学教授を経て現職。スタンフォード大学フーバー研究所シニアフェロー、オックスフォード大学ジーザスカレッジシニアリサーチフェローも兼務する。経済・金融史の専門家として、数多くの書籍を出版。新聞・雑誌へも精力的に寄稿している。『マネーの進化史』(邦訳早川書房)も世界的に読まれ、そのテレビ番組版は2009年のエミー賞を受賞した(ベストドキュメンタリー部門)

櫻井祐子 : 翻訳家。東京都生まれ。京都大学経済学部卒業。大手都市銀行在籍中にオックスフォード大学ハートフォードカレッジにて修士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • かんやん さん

    原題は『大いなる衰退』、著者はハーバードの歴史学者、2012年。衰退とは、もちろん欧米「先進国」の衰退で、その原因を民主主義、資本主義、法(規制)、市民団体の四分野で分析しているが、ラジオ番組の書籍化のせいか、内容が薄い。規制緩和を巡るクルーグマンへの批判など、言いがかりに近いのでは。衰退を語るには、興隆の原因(富はどのようにもたらされたのか)も語らねばならず、それが『国家はなぜ衰退するのか』の引用では寂しい。この文脈では、社会からの多元性の喪失と既得権益の固定化が語られても良いと思うのだが。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    2012年初出。 世代間の社会契約をいかにして回復 するかが、成熟した民主主義社会が 取り組まねばならない最大の課題 (55頁)。 地域住民の自発的で能動的な活動が、 集権的な国家の活動に優る。 真の市民権とは、行動の規範を育み、 順守することを学ぶ場である、 家族を超えた幅広い集団。 舞台(トループ)に加わること(160頁)。

  • モモのすけ さん

    西洋(日本も含む)がなぜこのような『定常状態』に陥ったかを分析。問題は法と制度。著者の提案は、国家に依存しない市民社会を取り戻すこと。

  • bapaksejahtera さん

    嘗て世界を制覇した米英を中心とする西洋国際経済の衰退した現状について、法律財政金融社会面から分析。米英の民主主義政治制度は、法制度や経済制度を巨大かつ細密化させ自ずとコスト高の体制を齎した。これにより未来の世代への負荷を含め実質的な債務は莫大となる。金融機関や経済人のモラルの崩壊や、法の支配でなく法律家の支配を思わせる制度疲労が生じている。対策として財政金融制度に正直さ、中央銀行の権威強化、その為の人材配置、罰則強化を挙げる。しかし上記改善策提案に現実感はない。中国に市民社会の成熟を求める如きに至っては。

  • ふぇるけん さん

    オックスフォード大出身の歴史学者が語る西洋国家のシステム劣化についての分析・考察。民主主義・資本主義・法による支配・市民社会がそれぞれ劣化した結果、国家の運営コストは危機的状況、法律は法律家によってねじまげられ、核家族化や孤立化による市民社会の崩壊、など日本にもモロにあてはまる指摘が随所に見られた。

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