おまじない

西加奈子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480804778
ISBN 10 : 4480804773
フォーマット
出版社
発行年月
2018年03月
日本
追加情報
:
240p;20

内容詳細

少女、ファッションモデル、キャバ嬢、レズビアン、妊婦・・・・・・女子の人生はさまざまだけど、いつになってもいくつになっても、そのこころはやっぱりやわらかくこわれやすいもの。彼女たちを落ちこんだ穴から救いだしてくれる「魔法のひとこと」を描いた珠玉の8編。

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サラバや肉子ちゃんなどの長編小説を読んで...

投稿日:2021/04/21 (水)

サラバや肉子ちゃんなどの長編小説を読んで好きになったので、その新作ということで読んでみました。短編集なので、少しずつ読んでも大丈夫です。個人的には妊婦さんの物語がとても好きでした。

くろあちあ さん | 兵庫県 | 不明

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本の中にストーリーが複数入っている書籍に...

投稿日:2021/04/19 (月)

本の中にストーリーが複数入っている書籍になっています。 普段、本を読まない人や途中で飽きて読まなくなってしまう人にオススメをします。 1つのストーリーは短く、空き時間に読める手軽さになっていますが、内容は濃く、共感する部分も出てくると思います。

影ねる さん | 埼玉県 | 不明

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8編からなる短編集。全てのお話の主人公は...

投稿日:2018/12/11 (火)

8編からなる短編集。全てのお話の主人公は”なにか”に囚われている女性。そしてどのお話も キーになってくるのが様々なおじさん達。おじさん達の言葉は決して全てから救ってくれる訳 じゃないけど、霧が立ち込めるモヤモヤとした視界の中に一筋の光が差し込む。

太陽の塔 さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア さん

    8篇からなる短篇集。主人公はそれぞれに違うが、巻頭の「燃やす」では小学生、続く「いちご」では中学生へとしだいに成長してゆき「ドブロブニク」では44歳。最後の「ドラゴンスープレックス」では再び中学生に戻って幕を閉じる。いずれも女性の一人称語りであり、それがとてもうまく機能している。男である私も第1話から即座に感情移入していけるのだから。この作品群はそうして主人公に寄り添って、彼女の目で世界を眺めて行くのがいいようだ。とりわけ心に響いたのは「孫係」、「オーロラ」、「ドブロブニク」。他の作品もいい。

  • starbro さん

    西加奈子は、新作をコンスタントに読んでいるマイブームの作家です。おじさん達の素朴な言葉が、魔法のようなおまじないになる連作短編集。著者のイラストも含め、どの短編も好いですが、オススメは、「孫係」と「あねご」です。

  • ウッディ さん

    ザラッとした読み心地を残す8つの短編集。限りある枚数の中で、主人公の背景を描き、心の中のモヤモヤした物をえぐり出す描写は、さすがと思わせる。唯一、「孫係」だけは、西さんらしくない(っと言っては失礼だが)すっきりした読後感で、一番好きでした。本心を隠して振る舞う事は、決して悪い事じゃない。相手の気持ちを思い遣って、そんな風に振る舞えるのは優しさなんだという祖父の教えで、生きることが楽になった読者は多いのでは‥。自分の気持ちに折り合いをつけられない時、自分も何かの係をやってると考えようと思った。

  • うっちー さん

    私は男ですが、女性視点ではおそらく意味深い短篇集なのでは

  • 風眠 さん

    ほんの少し心を柔らかくできたらなら、らくになれるのに、と思う。けれど長い年月をかけ培われてきた心は、自分の頑固さを手放すことをそう簡単には許してくれない。弱音を吐けない、誰かに頼ることもできない、自分というものの厄介さ。どうにもならないと諦めてみても、それでもやっぱり諦めきれなくて、矛盾する感情をもてあましている。心のずっと奥深く、大事に大事に置いていた頑固さの箱。その箱をひょいっと持ち上げて「もうええやろ?」って、西加奈子が言ったような気がした。何となく、もういいかなって、らくに生きてもいいかなって。

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人物・団体紹介

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西加奈子

1977年イラン・テヘラン生まれ。エジプト・カイロ、大阪府で育つ。2004年に『あおい』でデビュー。07年『通天閣』で織田作之助賞、13年『ふくわらい』で河合隼雄物語賞、15年に『サラバ!』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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