基本情報
内容詳細
日本経済停滞の原因を1971年の巨頭会談に遡って分析!国際金融の専門家が米中覇権争いの裏にある真実を客観的データから解き明かす。
目次 : 第1章 キッシンジャーと周恩来が語る「危険な国・日本」/ 第2章 改革開放で台頭する中国と新自由主義で凋落する米国/ 第3章 冷戦終了でさらに強化された「日本経済封じ込め」/ 第4章 グローバリズムがもたらした米中の奇妙な関係と孤立する日本/ 第5章 中国の「日本封じ込め」―米国同調から単独行動へ/ 第6章 歴史的転換点となった2016年/ 第7章 「リメンバー・パールハーバー」トランプの対日政策/ 第8章 甦る「危険な国・日本」―戦前回帰の国粋主義/ 第9章 世界の潮流に逆行して衰弱する日本の経済力/ 第10章 地政学・地経学から見て難しい立ち位置にある日本/ 終章 「危険な国・日本」から脱皮できるか
【著者紹介】
菊池英博 : 政治経済学者、日本金融財政研究所所長。1936年生まれ。1959年東京大学教養学部(国際関係論)卒業。東京銀行(外国為替専門銀行、現三菱UFJ銀行)入行、主要ポストを経験したのちに、1995年文京女子大学(現文京学院大学)経営学部・同大学院教授に就任。2007年より現職。この間、金融庁参与に就任。1998年の金融危機に際して、衆参両院の予算公聴会に公述人として出席、大手行に公的資金注入、銀行の株式保有制限、デフレ対策、純債務で見た日本の財政再建策などを提案。「エコノミストは役に立つのか」(『文藝春秋』2009年7月号)で「内外25名中ナンバー1エコノミスト」に選ばれる。ニューヨーク、ワシントン、フランクフルト等に渡り、ユーロ研究で知り合った現地の大学教授や中央銀行幹部、主要銀行のエコノミストと強いパイプを築き、欧米の政治経済情勢に関して日本では知られていない情報を得る。近年、経済だけでは解決できない問題から国際政治について研究を進め、米中を中心とする国際的な封じ込め政策を分析している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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