「先生が患者ならどうします?」 医師が自分のために選ぶクスリ・治療法

岡田正彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784478065006
ISBN 10 : 4478065004
フォーマット
出版社
発行年月
2015年07月
日本
追加情報
:
229p;19

内容詳細

◆本当に信じられるのは医者の言葉か、それとも数字か

がん治療の是非に始まり、医者の良し悪し、そして昨今では薬の真実まで、
さまざまな医療本が発売されています。
また、医療がエンターテインメント化され、
テレビでもたくさんのタレント医師が活躍するようになりました。
しかし、そのどれもが荒唐無稽な話だったり、医師の偏った主観だったりします。
果たして、私たち患者はどの医者のどの発言を信じればいいのでしょうか?

本書の著者は、医療統計の第一人者と呼ばれる医学博士の岡田正彦氏。
「医者はウソをつくけど、数字はウソをつかない」をモットーに、
現在巷で行われている治療法やクスリの真実を、根拠のあるエビデンスを元にして
斬っていきます。

果たしてその結果、わかってきたこととは……

とは言っても、本書は数字のデータが羅列されている難しい医学本では
決してありません。
そもそも、本書が生まれたいきさつは、著者自身がある女性の患者さんから
「医者から本音を聞き出すには『先生が患者ならどうしますか?』と聞くのが
いちばんだ」と言われたことがきっかけでした。
だからこそ、わかりにくいデータという数字を誰にでもわかる話として、
紹介することが本書の使命なのです。

◆患者には言えない医者の本音とは

医師本人はホンネの部分では「患者さんにはこの検査を進めるけど、
自分の家族だったら絶対に受けさせない」「この薬は自分だったら飲まない」
などと思っています。
本書の中にも登場しますが、あるMRさん(製薬会社の医療情報担当者)は、
著者につい、「薬学部ではすべてのクスリが毒だと習いました。
医師たちがこんなにも簡単にたくさんの処方をするなんて信じられません!」
と本音を吐露したといいます。私たちが命を預ける医療は、
どこまで信じられるのでしょうか。

患者自身が本当に必要な治療法、クスリを自らの判断で選べるようになる1冊です。

【著者紹介】
岡田正彦 : 新潟大学名誉教授・医学博士。1972年に新潟大学医学部卒業。1990年に同大学教授となり、動脈硬化症、予防医療学などの研究に従事。LDLコレステロールの測定法を世界に先駆けて開発。循環器専門医(〜2011年)、米国心臓学会プロフェッショナル会員など。2002年に臨床病理研究振興基金「小酒井望賞」を受賞。文部科学省・大学設置審議会の専門委員、米国電子工学会・論文誌の副編集長、日本生体医工学会・論文誌の編集長などを歴任。2012年より新潟大学名誉教授、水野記念病院常務理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • のり さん

    病院ランキングやデータに左右されず、自分にとっての「いい病院」「いい先生」を探しておきたいと思いました。

  • nizimasu さん

    必要があって健康の本を読んでいるけど統計などエビデンスにこだわった本は珍しい。科学とオカルトの間に健康本ってあるなあと痛感しました。この本はちなみに良書

  • あきこ さん

    読んだことを忘れてまた手に取ってしまった。歳をとって体の不調を感じるからだろう。若いころは医者に行くなんてめったになかったのに。本書を再読して、では何を信じたらいいのか?余計混乱した。

  • あきこ さん

    これは考えさせられる。たとえ風邪でも薬を飲むと楽になる。頭痛ならなおさらである。そして念のため毎年癌検診を受ける。そして安心する。それが自分の寿命を縮めているかもしれないとはショックだ。その上健診には明らかな効果はないらしい。本当なのか。信じるには勇気がいりそうだ。それほどまでに私たちは検査や薬の効果を刷り込まれている。頭では製薬会社と行政の癒着、医師への賄賂もその通りだと思う。もっと薬についての一般向けの解説が欲しい。もちろん製薬会社出版はだめだ。私たちには知識が無さ過ぎて悲しい。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

岡田正彦

1972年に新潟大学医学部卒業。1990年に同大学教授となり、動脈硬化症、予防内科学などの研究と診療に従事。LDLコレステロールの測定法を世界に先駆けて開発した。循環器専門医(〜2011年)、産業医、米国心臓学会プロフェッショナル会員などの資格。2002年に臨床病理学研究振興基金「小酒井望賞」を受賞

プロフィール詳細へ

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品