超入門資本論

木暮太一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784478027134
ISBN 10 : 4478027137
フォーマット
出版社
発行年月
2014年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
250p;19

内容詳細

お金と働き方の絶対ルールを知る者だけが勝つ!
この世を牛耳る資本主義のルールを解き明かした
マルクスの名著から、それでも勝ち残りたい人のための戦い方を学ぶ。
誰もが教養として知っておきたい、最重要経済書を2時間で読む超入門。

なぜ、年収1千万円稼いでも「しんどい」のか?

実際に1千万円稼いでも、「しんどさ」は変わりません。
それは社会のルールを知らないからです。

スポーツやゲームを始めるのに、
ルールを知らずにプレーをする人はいません。
しかし、労働や給料のルールを知って働く人はごくわずかです。
それでは、スキルをどれだけ磨いても「負け」ているのです。

『資本論』には、この世の絶対ルールが書かれている

『資本論』は共産主義の経済学ではなく、
資本主義経済の本質を解き明かしている本です。

『資本論』には、僕らが今生きている資本主義が、
どんなルールで成り立っているかが書かれているのです。

なぜ労働者がしんどい生活に追い込まれてしまうのか、
なぜ企業が開発した商品がすぐにコモディティになり、値下がりしてしまうのか、
なぜ時代の寵児としてもはやされた企業が、
いきなりライバル企業に逆転されてしまうのか、
などを読みとることができます。

そして、そこから抜け出す方法も読みとれるのです。

難解な『資本論』を3つのポイントから読む

『資本論』は難解な著書であり、読破することはかなり困難です。
しかし、実は『資本論』のエッセンスは、以下の3つに集約できます。

(1)「価値」と「使用価値」の違いを知る
商品の価格を決めるルール。労働力もまた「商品」であることから、
僕らの給料を決めている絶対ルールがわかる。

(2)「剰余価値」が生まれるプロセスを知る
企業が生み出す利益の構造。そのプロセスから、
労働者が必然的に置かれる過酷な現実が見えてくる。

(3)「剰余価値」がやがて減っていくことを理解する
資本主義経済が抱える宿命的なジレンマ。
僕らの生活がどんどん苦しくなる構造上の理由がわかる。

勝者だけが知っている、残酷な世界を生き抜く方法

本書の後半では、『資本論』のエッセンスを読み解きながら、
その理論の延長上にどんな未来が待ち受けているかを解説していきます。

残酷なこの世界で、それでも勝ち残りたい人はどうすればいいのか?
今後は、どのような働き方やお金の知識を持てばいいのか?

資本主義の構造を解明した『資本論』から、
その答えを読み解いていきます。

著者
木暮太一(こぐれ・たいち)
経済入門書作家、経済ジャーナリスト。
ベストセラー『カイジ「命より重い! 」お金の話』『カイジ「勝つべくして勝つ! 」働き方の話』(共にサンマーク出版)ほか、『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』(星海社新書)、『今までで一番やさしい経済の教科書』(ダイヤモンド社)、『いまこそアダム・スミスの話をしよう~目指すべき幸福と道徳と経済学』(マトマ出版)など著書多数。慶應義塾大学経済学部を卒業後、富士フイルム、サイバーエージェント、リクルートを経て独立。学生時代から難しいことを簡単に説明することに定評があり、大学時代に自主制作した経済学の解説本「T.K論」が学内で爆発的にヒット。現在も経済学部の必読書としてロングセラーに。相手の目線に立った話し方・伝え方が、「実務経験者ならでは」と各方面から高評を博し、現在では、企業・大学・団体向けに多くの講演活動を行っている。

【著者紹介】
木暮太一 : 経済入門書作家、経済ジャーナリスト。慶應義塾大学経済学部を卒業後、富士フイルム、サイバーエージェント、リクルートを経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 月讀命 さん

    今話題のピケティを理解したくて、正しくピケティを理解する為には・・・。まず、マルクスの資本論を理解する所から始めなくてはいけないと思ったものの、岩波文庫の大量な『資本論』を読んだとしても全く理解出来そうもないので、手始めに超入門と名を打ったこの本くらいから手始めに読もうと持った。格差が拡がる社会、労働者が虐げられる時代、こんな生きにくい時代の荒波をどう乗り越えるかというのヒントを見つけたくてこの本を読んだ。最後の方で、勝者だけが知っているコモディティ化せず生き残る為のルールが幾つか書かれているが・・・

  • 犬こ さん

    マルクス資本論をここまで分かりやすく説明してくれてありがとう〜!USP(Unique Sales Propositon)「独自のウリ」の重要性は、マルクスの時代から遠い次元を超え、これからの時代が最も必要とされることでしょう。いちおし良著!

  • naobana2 さん

    急いで読みました。資本主義の仕組というと大袈裟かもですが、世の中の仕組が少し分かった気がします。仕事がんばろー。

  • シュラフ さん

    富士フィルム、サイバーエージェント、リクルートを経て経済ジャーナリストとなった著者が、多くの経済学の中で社会で役に立つのは『資本論』である、とずばり言う。社会の仕組みとして不況は繰り返されるものであり、その余波として労働者には賃下げやリストラのリスクが避けられない。その時 自分の労働力の使用価値の有無が問われる。まさに転職にあたっては「命がけの跳躍」が求められる。分業体制の中で組織の歯車として過ごしてしまっては自己の使用価値は摩耗していく。変化耐性、能力の汎用化、独自のウリ、を身につけるべきだという。

  • 手押し戦車 さん

    資本論は、使うメリットで測られる使用価値と労力の大きさで測られる価値を合わせ製品になる。商品の値段は社会平均的な労力の大きさで決まる。相場を作るのは価値で値段を上下するのは使用価値。企業は剰余価値を追求し作業分業化で機械化しても他社より効率を上げるがいずれ真似される。ありがとうと言われる資本論はお客さんは商品価値よりも快を得られる価値を求めている。何をこだわってるのではなく、なぜそこまでこだわっているのかを語りその強い思いが結晶した物語の価値を選ぶ。資本論は価格から感性に変わる。値段から物事へと変わる

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木暮太一

作家・出版社経営者・言語化コンサルタント。中学校2年生の時から、わかりにくいことをわかりやすい言葉に変換することに異常な執着を持つ。学生時代には『資本論』を「言語化」し、解説書を作成。学内で爆発的なヒットを記録した。ビジネスでも「本人は伝えているつもりで、何も伝わつていない!」状況を多数目撃し、伝わ

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