虚構のアベノミクス 株価は上がったが、給料は上がらない

野口悠紀雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784478025413
ISBN 10 : 447802541X
フォーマット
出版社
発行年月
2013年07月
日本
追加情報
:
272p;19

内容詳細

金利高騰、株と円が乱高下…綻び始めた経済政策をただちに転換せよ!リアルな経済はマネーでは改善できない。アベノミクスの真実を明らかにし、日本を救うための本当の成長戦略を示す。

目次 : 第1章 異次元金融緩和で金融市場が混乱/ 第2章 実体経済は改善しない/ 第3章 円安下で拡大する貿易赤字/ 第4章 実態を伴わない企業利益/ 第5章 国債暴落と金利高騰の危険/ 第6章 既得権を保護して成長はありえない/ 第7章 ビジネスモデルの抜本改革が必要/ 第8章 人材育成が最も重要な成長戦略/ 終章 投機に翻弄される日本経済

【著者紹介】
野口悠紀雄 : 1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省、72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、2011年4月より早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 壱萬弐仟縁 さん

    真の問題は、株価上昇のみで実体経済が改善しなかったこと(5頁)。円安投機→輸出産業の利益増を見込んで株か投機→円安と株高同時進行(7頁)。円安で利益増は実質賃金が下がるため(61頁〜)。円安は家計(消費者)窮乏化に帰結する(63頁)。ガソリン価格↑⇒企業負担↑⇒電気料金↑⇒賃金横ばい⇒実質賃金↓(=スタグフレーション、73頁)。円安は貿易赤字を拡大させる(80頁〜)。TPPで輪をかけて厳しくなる。完全な輸入超過。資本逃避が起きれば日本経済は破壊される(166頁〜)。 

  • nori さん

    I am suspicious about reflation sect. However I did not know 野口 as libertarian until this book. Through out the book, he never touch employment and poverty. I don't like Abe but frankly admitted that business model of すき屋, 和民, etc. is being collapsed.

  • Kenji Ogawa さん

    アベノミクス効果の検証。円安・金融緩和だけではバブル再燃しても、経済は成長しない(給与はあがらない)。規制緩和と教育がキー。インフレターゲット達成は国債暴落を意味する。すべてが数字で説明され、妙に納得した。

  • まゆまゆ さん

    アベノミクスの本質は、資産価格の上昇を利用して経済活動が好転しているかのような錯覚を人々に与えることだ。期待に働きかける、とはいわば精神論であり、実態を伴わないものはいつか滅びる、とこき下ろす。金利の上昇には国債価格の下落が条件であり、そうなるための投機売りをも政府・日銀が推奨していることは問題だ、との指摘には納得。円安が国内の賃金の実質低下を招いている、との説明は初見だったが分かりやすかった。

  • 脳疣沼 さん

    こういう本はしばらく経ってから読むのが良い。特に野口悠紀雄の場合、なんとなく理詰めで説得力があるように見えるから、信用してしまいがちなのでね。今読むと、当たっている部分と外れている部分が半々ぐらいだが、力点を置いていた設備投資は5年連続で増加し、株価も野口モデルよりも上昇している。住友化学などは利益が減るとしているが、減っていない。経済は複雑で予測するのが難しいことが分かる。本の後半はいつもの野口節で、産業構造の転換を説くのであるが、いつもながら無責任に感じられる。

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野口悠紀雄

1940年、東京生まれ。63年東京大学工学部卒。64年大蔵省入省。72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)。一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学教授などを経て、一橋大学名誉教授。専攻は日本経済論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載さ

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