ティム・スペクター

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双子の遺伝子 「エピジェネティクス」が2人の運命を分ける

ティム・スペクター

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784478022931
ISBN 10 : 4478022933
フォーマット
出版社
発行年月
2014年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
390p;20

内容詳細

遺伝子は同じなのに、なぜ1人がゲイで、もう1人は違うのか?うつ、自閉症、ガン、肥満、同性愛、浮気性…どこまでが遺伝し、どこからが遺伝しないのか?5000組の双子を研究した権威が、人間の本質に迫る。長寿、ガン治療、iPS細胞に関わるキーワード「エピジェネティクス」がわかる1冊!

目次 : 「遺伝子ですべて決まっている」は本当に正しいのか?―全ゲノム解析の先にあった新たな疑問/ 遺伝子神話とその崩壊―メンデルを超えるパラダイムシフト「エピジェネティクス」とは?/ 幸福遺伝子―うつ病は、生まれと育ちのどちらがもたらすのか?/ 才能遺伝子―あなたが身につけた能力を子どもに継がせることは可能か?/ 信仰遺伝子―遺伝子スイッチは信じる心さえも変えられるか?/ 子育て遺伝子―家庭環境は子どもに影響しない?/ 悪の遺伝子―虐待の世代間連鎖はとめられないのか?/ 死の遺伝子―単独の「心臓病遺伝子」は存在するのか?/ 肥満遺伝子―祖父母の過食が孫の遺伝子を変える?/ 癌/自閉症遺伝子―同じDNAを持っていても病にならない人がいるのはなぜか?/ 同性愛遺伝子―性的嗜好は遺伝子から予測できるか?/ 浮気遺伝子―遺伝子スイッチで性欲をコントロールできるか?/ 細菌遺伝子―体の中の「共生者」が人を操っている?/ クローン遺伝子―双子が教えてくれる未来の切りひらき方

【著者紹介】
ティム・スペクター : ロンドン大学キングス・カレッジの遺伝疫学教授で、ガイズ・アンド・セントトーマス病院の名誉顧問医を務める。同病院の双子児研究所の所長も務めており、1992年に英国で世界最大規模の双子研究(UK・ツイン・レジストリ)を立ち上げ、現在にいたるまで指揮している。この研究の対象となった双子は、11,000人を超える。これまでに500本以上の論文を発表し、数々の賞を受賞。また、英国並びに日本も含む世界各国のメディアが著者らの研究を取り上げており、著者自身も出演、及び監修を務めている

野中香方子 : 翻訳家。お茶の水女子大学文教育学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Ikutan さん

    辻堂ゆめさんの『二重らせんのスイッチ』を読んで、DNAの配列変化によらず 遺伝子の働きを制御するスイッチの存在(エピジェネティクス)を知り、参考文献だったこちらを読んでみました。同じ遺伝子である双子に着目して、幸福感、才能、信仰、病気や寿命、肥満、性的志向などが、どの程度遺伝子の影響を受けるのかが分かりやすく解説されています。同じ遺伝子を持ち、一緒に育ったのに、違う個性に育った一卵性双生児たち。生命の神秘ですね。自分の選んだ人生が、子どもだけではなく数世代先の子孫の運命にまで影響するとはびっくりでした。

  • ntahima さん

    【市図書17】副題にある「エピジェネティクス」とはDNA配列の変化がないのにその形質が子孫(細胞)に受け継がれることをいう。獲得形質の遺伝という考えは人間の直感には合うが長らくトンデモ説とされてきたもの。本書は幸福、才能、信仰、子育て、悪、死、肥満、癌/自閉症、同性愛、浮気、細菌、クローンで章立てし、一卵性双生児の比較研究を通して、環境、遺伝子、エピジェネティクスが形質に及ぼす影響について論じている。双子の事例が延々と続くのでこれを興味深いと思えるかが本書を楽しめるかの分かれ目。因みに私は非常に感銘した。

  • kaizen@名古屋de朝活読書会 さん

    #感想歌 施設での劣悪環境耐性のある子供らが2割もいると 一卵性双生児での人生の違い記録す貴重な資料 

  • 手押し戦車 さん

    同じ遺伝子を持って生まれても性格や行動が異なるのはエピジェネティクスと言う後成説と遺伝学のメカニズムによるもので、遺伝子は、スイッチがオンになったりオフになったする。そして、遺伝学の定説に反して、遺伝子の変化は、次世代に受けつがれ行く。他の哺乳類で起きていることが、人間でも同様のことが起きていて後天的に遺伝子のスイッチがオンやオフに切替わる。遺伝についての考え方に革命が起き、双子でも同じ環境下でも性格が異なるのは遺伝子のが後から動いていることが証明されている。人の運命は書き換えることが可能!

  • じゃすぽ さん

    一つの細胞には約2mのDNAがあり、そのごく一部に記録されている遺伝子がある。近年まで人間およびその他の生物は遺伝子に支配されていると考えられてきたが、遺伝子はエピジェネティックに変化していく上で病気、信仰、アイデンティティーなど、人間の存在自体に影響を与える。遺伝子のメチル化、プラスチックの悪影響、子宮環境などなど、情報量が多すぎて書ききれないほど重要なことばかりが記録されている。そして何より、運命は変えられるのだ。この本に出会えてよかった!日々更新されてゆく科学に今後も期待している。

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