ポール・オームロッド

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経済は「予想外のつながり」で動く 「ネットワーク理論」で読みとく予測不可能な世界のしくみ

ポール・オームロッド

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784478021811
ISBN 10 : 4478021813
フォーマット
出版社
発行年月
2015年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
364p;20

内容詳細

●ベストセラーは「出してみるまで」わからない!?(× 合理的経済人)

●タバコの税率を上げたら健康被害が増えた?(× インセンティブ)

●非合理的な「アマゾンの翌日配送」にお金を払うのはなぜ?(× 効用)

インターネットでつながった世界を支配するルールは、
「合理」から「模倣」に変わった!

「ネットワーク理論」を経済学に持ち込んだ異端のエコノミストが、
経済・社会を変える新しいモデル「ポジティブ・リンキング」で、
予測不可能に成り果てた経済を読みとく!
経済学100年の常識を覆す1冊。

著者について
[著者]
ポール・オームロッド(Paul Ormerod)
イギリスのエコノミスト。ケンブリッジ大学とオックスフォード大学で経済学を修めた後、『エコノミスト』誌で経済予測に携わる。業績は学界から実業界にまで及び、1982年から1992年までヘンリー予測センター所長を務めたほか、ロンドン大学、マンチェスター大学で客員教授として教鞭を執っている。イギリス社会科学院のフェローであり、経済学への貢献に対し、ダラム大学から名誉科学博士号(DSC honoris causa)を授与されている。
1994年の著書『経済学は死んだ』(ダイヤモンド社)では、正統派経済学を痛烈に批判して話題となった。他の著書に『バタフライ・エコノミクス』(早川書房)、『WHY MOST THINGS FAIL(なぜほとんどが失敗に終わるのか)』(未邦訳)がある。特に『ビジネスウィーク』誌のUSビジネス・ブック・オブ・ザ・イヤーに選出された『WHY MOST THINGS FAIL』は、ネットワーク理論を経済学に取り込んだことで話題を呼んだ。

[訳者]
望月 衛(もちづき・まもる)
大和投資信託株式会社 リスクマネジメント部。京都大学経済学部卒業、コロンビア大学ビジネススクール修了。CFA、CIIA。投資信託等のリスク管理やパフォーマンス評価に従事。訳書に『ブラック・スワン』、『まぐれ』(ともにダイヤモンド社)、『ヤバい経済学』、『その問題、経済学で解決できます。』、『美貌格差』(いずれも東洋経済新報社)、『ヘッジホッグ』、『ウォール街のイカロス』(ともに日本経済新聞出版社)等がある。

【著者紹介】
ポール・オームロッド : イギリスのエコノミスト。ケンブリッジ大学とオックスフォード大学で経済学を修めた後、『エコノミスト』誌で経済予測に携わる。業績は学界から実業界にまで及び、1982年から1992年までヘンリー予測センター所長を務めたほか、ロンドン大学、マンチェスター大学で客員教授として教鞭を執っている。イギリス社会科学院のフェローであり、経済学への貢献に対し、ダラム大学から名誉科学博士号(DSC honoris causa)を授与されている

望月衛 : 大和投資信託株式会社リスクマネジメント部。京都大学経済学部卒業、コロンビア大学ビジネススクール修了。CFA、CIIA。投資信託等のリスク管理やパフォーマンス評価に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • えちぜんや よーた さん

    標準的な経済学が前提とする「合理的経済人」を丸ごと鵜呑みしないようにと。もっともその前提を知らなければ、読みこなせない。ところどころ専門用語が分からなかったので、スマホでWikiを見ながら読みました。電車とか本屋で立ち読みするのはちょっと辛い。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    2012年初出。頑健だが脆弱―ネットワークでもっとも大事なことで、選択、意見、行動を個人のネットワーク全体に広める試みのほとんどは失敗に終わる(21頁)。経済学者が数学を使うのは科学者になった気がするため。物理学がうらやましいため(52頁)。机上の空論と化さぬよう。現実離れしないよう。経済学が解くべき21Cの問題(187頁〜)。ネットワークの役割が大きいと指摘される。格差を覆すことは可能か?(280頁〜)。

  • koji さん

    @わかりやすく豊富な事例、Aくだけた調子の文体、B「ブラックスワン」やら「たまたま」やら「予想どおりに不合理」やらがヒットしていることもあり、やや軽く考えて手に取ったのですが、神取先生のミクロ経済学が読みさしになっている不完全な経済学の知識で本書に手を出したのは少し無謀でした。ネットワーク理論/ポジティブリンキングの理解でいきづまりました。「スケール・フリー」、「狭い世間」、「ランダム」の3つがポイントとのことですが。やはり私の粗雑な頭では、「具体的な解決にこれらをどう使えばいいのか」が解けませんでした。

  • wiki さん

    「通信技術が大きく進歩したおかげで、私たちはこれまでに比べてはるかに他人の行動や考え、購買行動を観察できるようになった。合理的経済人なんて概念は、もうほとんど意味のないものになった。その代わりに今そこにいるのは『合理的模倣人』だ。」。ネットワーク理論について。氏が語る経済は有機的で、生物的だ。検索上位3項目のどれかを閲覧する人は98%、当初の検索目的を一番最初に出てくるサイトで済ます人は60%。みな無数の選択肢を吟味するのでなく、多数派を模倣する。人気は最初で決まり潮流ができると逆らえない。興味深い内容。

  • izw さん

    古典的な経済学では人は「合理的経済人」として完全な情報が得られれば合理的に判断することを前提にするが、完全な情報が得られることはないし、自分で判断せずに人まねをする。人まねがネットワークを通じて伝播、拡散するとその結果は不安定で予測できない。こんな法則に基づいて動いている経済の中で成功するにはどうすればよいか、を考えさせられる本である。

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