技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか 画期的な新製品が惨敗する理由

妹尾堅一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784478009260
ISBN 10 : 4478009260
フォーマット
発行年月
2009年07月
日本
追加情報
:
19cm,397p

内容詳細

技術だけで勝つ時代ではない。世界は強い技術力を使いこなすビジネスモデルと知財マネジメントの時代に移行している。日本が「技術で勝って、事業で負ける」状況から脱け出すための“勝利の方程式”を解き明かす。

【著者紹介】
妹尾堅一郎 : 東京大学特任教授(知的資産経営)。NPO法人産学連携推進機構理事長。慶應義塾大学経済学部卒業後、富士写真フイルム(株)を経て英国国立ランカスター大学博士課程修了。産能大学、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科、東京大学先端科学技術研究センター(知財マネジメントスクール校長役)等を経て2008年より現職。CIEC(コンピュータ利用教育学会)会長。一橋大学MBA、放送大学、九州大学大学院、青山学院大学大学院の客員教授を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • モッタ さん

    ★★★★☆ 知的財産の視点から観たイノベーションの競争モデルを「インテル・インサイド型」と「アップル・アウトサイド型」に分類し、分析した本。少し難しかったが、非常にためになった。

  • kochi さん

    本書タイトル通りの現状を打破するには「技術戦略(製品アーキテクチャーに沿った急所技術の開発)、知財産略(権利化と秘匿化、標準化オープンとブラックボックス化の使い分け)、事業戦略(市場の拡大と収益確保の同時達成)」の三つを有機一体的に考える三位一体の戦略が必要だと、著者は説く。小川紘一『国際標準と事業戦略』の分析を受けて更に著者なりの見識を追加したもの。日本企業における知財戦略等の「軍師不在」というコメントは、確かにそうかもしれないと思う。

  • baboocon さん

    日本の製造業は従来改善によるプロセスイノベーションで勝ってきたが、米国はイノベーションモデル自体をイノベートすることでそれを陳腐化し、それについていけなかった日本が国際競争で勝てなくなってきたということ。また市場の拡大時に日本企業がシェアを失う原因として技術のクローズ/オープン戦略に触れる。著者の提唱するのは@急所技術の研究開発、A市場拡大と収益確保を両立するビジネスモデル構築、Bクローズ/オープンを使い分ける知財マネジメントの展開、の三位一体の経営。著者の専門の知財マネジメントに関する部分が長かった。

  • たー さん

    冗長な記述や、ちょっと受け売りっぽい記述が多めなところが気にはなりますが、現代の「イノベーション」という概念を考える上で参考になる内容になっている。

  • ふぇるけん さん

    タイトルの通り、画期的な製品を開発したとしてもビジネスで成果を出すことのできていない日本の状況を鋭い視点で説明している。要はビジネスのルールがこれまでと大きく変わっており、特に知財管理の弱さが致命的であると看破している。特許の使い方も権利の独占だけでなく、参入を防御したり、クロスライセンスで販路を広げたり、パテントプールに参加するために使用したりと、知財管理の巧拙が事業の成功に大きく寄与することを学んだ。できれば、著者のゼミで学んだ学生が日本の知財マネジメントを発展させていって欲しいと願うばかりである。

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