いまこそ、ケインズとシュンペーターに学べ 有効需要とイノベーションの経済学

吉川洋

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784478008263
ISBN 10 : 4478008264
フォーマット
発行年月
2009年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
吉川洋 ,  
追加情報
:
20cm,292p

内容詳細

不況期における有効需要の大切さを説いたケインズ。イノベーションこそ資本主義の原動力としたシュンペーター。彼らの足跡を辿り、その理論に秘められたビジョンを解明。大恐慌時代を生きたふたりが示す指針とは。

【著者紹介】
吉川洋 : 1951年東京生まれ。74年東京大学経済学部卒業、78年イェール大学大学院博士課程修了(経済学Ph.D.)。ニューヨーク州立大学助教授、大阪大学社会経済研究所助教授等を経て、93年より東京大学大学院経済学研究科教授。専攻はマクロ経済学。経済財政諮問会議民間議員(2001〜2006年、2008年〜)、日本経済学会会長(2002年度)、社会保障国民会議座長(2008年)等を歴任。著書に『マクロ経済学研究』(東京大学出版会、1984年、日経経済図書文化賞、サントリー学芸賞受賞)、『転換期の日本経済』(岩波書店、1999年、読売・吉野作造賞受賞)等がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さきん さん

    ケインズの経済学は、二〇世紀はその前半に、もう一人偉大な経済学者を生み出した。「イノベーション」という概念を経済学の中心に据えたシュンペーターである。本書で説明するとおり、シュンペーターは強烈なケインズの批判者でもあった。 マクロ経済は、一個人・一つの企業がその全体像を知るにはあまりにも大きい。何人の鳥瞰も許さないその巨体を理解するために、われわれは「理論」という眼鏡を必要とする。ケインズとシュンペーター、二人の天才が用意した眼鏡は、極上のレンズ付きの眼鏡なのである。

  • mit さん

    経済は我々が直面する社会を支える最も重要な問題であると言っても過言ではないが、その原理を単純な要素から説明し尽すことは不可能であり、経済学は万人が信じるに足る自然科学とはなり得ない。そうした中でも貨幣や景気などの経済現象をコントロールする必要があり、何らかの立場に立った分析や政策が必要となる。マクロ経済学を学習しようとすると、直接には関係のない統計数字の関係式が与えられ、その因果関係を考えさせられ辟易する。哲学が歴史や人から切り離せないように、経済学もアイデアを出した経済学者達と切り離しては理解できない。

  • ジュール リブレ さん

    経済学と歴史を重ねたような一冊。ケインズとシュンペーターが同じ年に生まれて、いかに経済を究めたか。経済理論の話よりは時代背景とか2人の不仲とか、楽しく読めました。 厳しい経済環境、いろんな経済学者が見直されてますが、さて、特効薬はあるのでしょうか?ー?

  • isao_key さん

    ケインズ『一般理論』とシュンペーター『経済発展の理論』を読了したので、改めて二人の違いを知るために手に取る。本書は元はダイヤモンド社の広報誌「経」の連載として書かれたもので、1章が短く読みやすい。二人の経済学に対する考え、アプローチの違いが明確になっていてよくまとまった良書である。違いについて、モノやサービスに対する需要は必ず飽和する、ケインズは需要不足は与えられた条件だとして政府による政策を考えてた。シュンペーターは需要が飽和したモノやサービスに代わって新しいモノを創りだすことが企業家の役割だと説いた。

  • KAZOO さん

    現在マクロ経済学の第一人者による、経済随筆(とは言い過ぎかもしれません)です。ケインズとシュムペーターを比較して論じているのですが、このような本1冊では足りないかもしれません。一通り経済学の基本を学んだ人が読んで今後のさらなる学問の追及書としては非常にいいものであると思います。

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