英語教育熱 過熱心理を常識で冷ます

金谷憲

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784327410698
ISBN 10 : 4327410691
フォーマット
出版社
発行年月
2008年11月
日本
追加情報
:
180

内容詳細

日本人には痛々しいばかりの英語能力願望がある。しかし、その願望のために目が曇ってしまっている。英語教育についての議論が、冷静さを欠いたものになりがちなのはなぜか。その実情を具体的にわかりやすく分析。

【著者紹介】
金谷憲 : 1948年、東京生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。スタンフォード大学博士課程単位取得退学。現在、東京学芸大学教授。関東甲信越英語教育学会会長、全国英語教育学会会長、中教審外国語専門部会委員などを歴任。英語教育の研究と実践、特に英語教育現場での実証研究と、実践における具体的な指導法の提案を精力的に行う。また、さまざまな教員研修の講師として、全国を回る。1986年より3年間NHK『テレビ英語会話I』講師、1994年より3年間NHKラジオ『基礎英語2』監修者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • くり坊 さん

    平常な心持ちにリセットしてくれるエッセイ。名著は何度読んでもいいものだ。(この本、もっと読まれればいいのに、と思う。世の中には、まともな判断や冷静さを嫌う人種や業界があるのだろう、きっと)

  • 沢庵(たくあん) さん

    もうそろそろ、帳尻の合わない発想はやめにしよう。甲子園で優勝を勝ち取った佐賀北ナインは―毎日三時間練習しているそうである。たった三時間しか練習していないと映るだろうが、それでも、毎日三時間なのである。―公立中学校では、週三時間の英語授業なのである。司馬「単にわれわれは努力が足りないんですね」p167非常識な英語教育論にとらわれずに頑張ろう!

  • Nobu A さん

    2008年初版。「ひつじ英語教育ブックレット」シリーズで大津由紀雄先生の言及本。経済界の圧力により非現実な英語教育政策が罷り通り、公教育の英語教育は歪んだ方向に進み、残念ながら現状も変わっていない。筆者がエッセイを通して実情を如実に綴る。皮肉も込めつつ、的を射るコメントに膝を打つこと多数。中学校で失敗したことを2倍の数が存在する小学校で行う矛盾や「実践的コミュニケーション」等言葉遊びにも似た中身の伴わない言語教育。「昔から語学はコツコツ努力する・・・語学学習の本質は変わらない」が印象的。本当にその通り。

  • たろーたん さん

    「6年やっても英語が身につかない」とよく聞くが、1996年『現代英語教育』の連載「英語教育何でも探偵団」によると、中高で習う英語の分量をペーパーバックのページ数にすると、中学校検定教科書(本文のみ)は約19ページで、高校英語T・Uは約60ページだったらしい。また中学校教師が中一・中二の教科書本分をすべて打ち直すとA3用紙の裏表一枚に収まったらしく、その分量を一年かけて教えているとしたら、そりゃあまり話せないだろう。(続)

  • 入江・ろばーと さん

    “英語教育の難しさ”を改めて感じた。確かに「6ヵ年学んでるのに(全然)英語を話せるようにならないのはおかしい」って、ただの“まやかし”だよなあ。

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金谷憲

東京学芸大学名誉教授。東京大学大学院博士課程単位取得退学、文学修士。スタンフォード大学博士課程単位取得退学。英語教育学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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