ジャーナリズムの道徳的ジレンマ

畑仲哲雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784326603077
ISBN 10 : 4326603070
フォーマット
出版社
発行年月
2018年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
246p;21

内容詳細

取材先でセクハラに遭ったら?被害者が匿名報道を望んだら?取材で“ギャラ”を求められたら?被災地に記者が殺倒してきたら?原発事故で記者は逃げていい?正解はひとつではない。でも、今、どうする?直面するジレンマに思考停止してはならない。過去の実例にもとづきながら規範を問いなおす、取材倫理の新しいケースブック。

目次 : 第1章 人命と報道(最高の写真か、最低の撮影者か/ 人質解放のために警察に協力すべきか ほか)/ 第2章 報道による被害(被災地に殺倒する取材陣を追い返すべきか/ 被害者が匿名報道を望むとき ほか)/ 第3章 取材相手との約束(オフレコ取材で重大な事実が発覚したら/ 記事の事前チェックを求められたら ほか)/ 第4章 ルールブックの限界と課題(ジャーナリストに社会運動ができるか/ NPOに紙面作りを任せてもいいか ほか)/ 第5章 取材者の立場と属性(同僚記者が取材先でセクハラ被害に遭ったら/ 犯人が正当な主張を繰り広げたら ほか)

【著者紹介】
畑仲哲雄 : 1961年大阪生まれ。1985年関西大学法学部卒業後、毎日新聞社入社、1990年日経ホーム出版社『日経トレンディ』編集部に転職し、1991年より2011年まで共同通信社勤務。2004年東京大学大学院学際情報学府修士課程に進学し、2007年同課程修了、2013年同大学院博士課程修了。博士(社会情報学)。2013年より龍谷大学社会学部准教授。専門はジャーナリズム研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Nさん さん

    ジャーナリストが陥るジレンマを考える一冊。報道は客観的であるべきか?権力との距離はどうとるべきか?記事による影響をどう考えるのか?など、20のテーマを取り上げ、対談の様な形式で、賛成or反対の根拠が提示され、著者の事例解説が続く。読者に対し、ある程度考える余地残しているようで、テキスト的でもある。読み終えて一番に感じたのは「知る権利」とは何か?ということ。取材者は「知る権利」という言葉をよく用いる。公共のために!とも。だがそれは、自分たちの取材の「暴力性」を覆い隠す「免罪符」になってはいないか?(→続く)

  • oritako さん

    ゼミでも討議に使った。単純な正解がない。非常に考えさせられる。

  • 渓流 さん

    道徳的ジレンマの事例集。筆者の意見表明がないのは物足りないが、研修のテキストを意識してなら仕方ないか。事件ジャーナリズムや政治家のゴシップジャーナリズムで飯を食っている羽織ゴロがジレンマに陥っているとも思えないが、人間を試す究極の場に居合わせたとき、日頃高邁な御託を宣っている彼らがどんな行動をとるのか知りたいものだ。橋下氏に迫られた朝日記者のように何もしゃべれずダダ下を向くだけの記者を見るにつけ、強くそう思う。

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