“深読み”の技法 世界と自分に近づくための14章

小池陽慈

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784305709516
ISBN 10 : 4305709511
フォーマット
出版社
発行年月
2021年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
300p;19

内容詳細

語彙や知識を増やすことで、同じ文章から受け取る情報量が大きく変わる!意味がとりづらい難解な文は、言い換えや構造の整理を!外国語やその翻訳、古文にも、現代の文章を読み解くヒントが!記号論や脱構築批評など、文学理論を知ることでより豊かな読み方に!…などなど、試験対策やビジネスのハウツーとはひと味違った文章の読み方を伝授します。

目次 : 第1部 読むための方法(読むことと知識1 語彙の重要性/ 読むことと知識2 教科的な知識の重要性/ 読むことと知識3 学術的な知識の重要性/ 読むことと知識4 同時代言説の重要性/ 難解な文とどう格闘するか 学校文法・日本語文法・やさしい日本語という視座 ほか)/ 第2部 読むことの意味(外国語の文章を読むことの意味 翻訳という視座から/ 古文を読むことの意味 現代文読解のための古文/ 文学理論を知る意味1 「中心/周縁」理論・他/ 文学理論を知る意味2 記号論・テクスト論/ 文学理論を知る意味3 脱構築批評 ほか)

【著者紹介】
小池陽慈 : 1975年生まれ。早稲田大学教育学部国語国文科卒業。早稲田大学大学院教育学研究科国語教育専攻修士課程中退。現在、大学受験予備校河合塾・河合塾マナビス、および国語専科塾博耕房で、現代文を指導。情報発信サービス「note」で、現代文の学習法や読書案内等の記事を公開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いっち さん

    深読みできるようになりたい、ちゃんと読めるようになりたい。そう思い手に取った。深読みについて著者は、「時にはその一文、いや、その一単語に徹底的にこだわり、それを”深く”読むために、途方もない時間をかける。そうした時間が、思考を錬磨し、その人の思想を、あるいはその人そのものを形作ってゆく」と言う。深く読むためには、時間をかけることが必要らしい。私は効率を重視していた。一冊でも多く読みたい、早く読み終えたいという気持ちが、深読みを阻害していたのかもしれない、まずは、冊数やページ数のこだわりを捨てるところから。

  • chie さん

    副題は「世界と自分に近づくための14章」。本を読むことで、世界と自分に関わりを持つことができるかどうかという疑問に、本書は答えてくれていると思う。私には、深く読むための知識が身に付いていないと痛感した。後半の「文学理論を知る意味」も、理解しながら読んでいるのに、最終的には自分の中に落とし込むことはできなかった。ただ、言葉は自由に使えるものであるはずなのに、それでいて、いざ使おうとすると、不自由なものなのだな、ということは、言葉にならずとも以前から感じていたことなのだけれど、今回、改めてそう思った。

  • ろぶくん さん

    読むことに焦点をあてた本。たとえば、難解な文章をどう読むか、古文を学ぶ意味は何か、4つの文学理論の解説など。自分の読書技術のレベルアップの助けになるような内容で、若いうちに読んでおくとその後の読書人生が全く違うものになるのではないかと思うほど。簡単なものばかり読んでいてもだめだなと思うがそこが難しい。。。

  • 乱読家 護る会支持! さん

    「深読み」を国語辞典でひくと、「文章の意味を必要以上に深く読み取ること」と書かれており、どちらかといえばネガティヴな意味で取られられるようです。 そもそも「必要以上」かどうかは、「誰」の視点なのでしょうか? その人にとっての「必要」は、その時その時で変わってきます。その時に「必要」だと思えたことを読み取る、表面上の意味にこだわらず、さらに深く読む、推察する、他の情報に展開する、そして新たな気づきが得られる、時に自分の価値観や生き方が大転換する。 それが、良い意味での、本書がいう"深読み”なのだと思います。

  • 虎哲 さん

    最終章及び「おわりに」の言葉に触発されたので、無精者ながらレビューをしたい。297頁と分厚いが誠実な語り口と豊富なテクストの言葉で水を飲むごとく読めた。各章のつながりはもちろんあるが、目次で心惹かれた章から読むこともできる。日頃考えていたことが言語化されている(中心/周縁・脱構築)、新たな本へと導いてくれる、著者のストーリーが見える(最終章)という私の個人的良著判断ポイントが三拍子揃っている。34頁において紹介された「教科的な知識」により読み解けるメッセージはまさに今人々が実感していることだと胸を痛めた。

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