西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパーク 12 文春文庫

石田衣良

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167911317
ISBN 10 : 4167911310
フォーマット
出版社
発行年月
2018年09月
日本
追加情報
:
336p;16

内容詳細

池袋の雑居ビルで若者が飛びおり自殺を図る。彼は急成長したチェーン店の従業員だった。無能の烙印を押され、退職を強要された末にヤケになった若者。そして、次の犠牲者が―。耳触りのいい言葉で若者を洗脳し、つかい潰すブラック企業の闇に、マコトとタカシが斬りこむ!表題作ほか3篇を収録のIWGPシリーズ第12作。

【著者紹介】
石田衣良 : 1960年、東京生まれ。成蹊大学経済学部卒業。広告制作会社を経てフリーランスのコピーライターに。97年、「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。生き生きとした語り口と現在を映し出すエッジの鋭さが高い評価を受けた。受賞作に3篇を加えた『池袋ウエストゲートパーク』(文春文庫)でデビュー。2003年、『4TEEN』(新潮文庫)で直木賞を受賞。06年、『眠れぬ真珠』(新潮文庫)で島清恋愛文学賞、13年、『北斗 ある殺人者の回心』(集英社文庫)で中央公論文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • れみ さん

    IWGPシリーズ12作目。急成長したチェーン店の従業員がビルから飛び降り自殺を図り、ブラック企業の闇に挑むマコトとタカシ(表題作)。作中もそうだけど解説に出てくるブラックバイトの実態にはびっくりする。バブル崩壊とかデフレスパイラルとか少子化とか…ここ2〜30年のあれこれのしわ寄せという感じがする。ユーチューブ、廃校舎のアートギャラリーなど…、今らしいテーマのなかにそこに関わる人々の光と闇が描かれ、マコトとタカシの友情とマコトのお母さんのかっこ良さも相変わらずでやっぱり面白かった。

  • KAZOO さん

    これも再開してから2作目となっていて同じように4つの話が収められています。表題作が面白くキングなどの登場が最近は多くなってきています。私はテレビドラマは見ない主義ですが、映画でやってくれないかと思っています。私のイメージは主人公が松山ケンイチ、キングが藤原竜也なのですが。

  • ゆいまある さん

    いつまでも続くIWGP。私はすっかり年を取ったのにマコトは老けることなく、サザエさんみたい。そういえばサルは出てこなくなり、反社会勢力と組むことがなくなった。これも時代の流れか。表題作、登場人物は正規雇用の社員。精神科心療内科に行って診断書取れば傷病手当貰いながら休めてその間に正気に戻れる。だけど、バイトだと休むと言った瞬間普通は職場と縁が切れるので、だからこそ休めない。そこもブラックなんだけど、そこまで書くにはページが足りなかったんだろう。解説が素晴らしい。そろそろ保育園入れないとか、介護ネタも読みたい

  • はにこ さん

    廃校でのアート活動妨害、狙われたYouTuber、整形詐欺、ブラック企業と、ニュースで見たことがある社会問題が今回のテーマ。過激なYouTuberって理解出来なかったけど、彼らなりにお金を稼ぐのに必死なのだなぁとそれなりに理解できた。行きすぎた整形、見かけるけど本人の満足する顔って難しいよね。ブラック企業は、私が新卒で入った企業がそうだったから、本の中でだけでも恨みが晴らせてスッキリした。

  • ワニニ さん

    水戸黄門みたいな⁉️(古っ)安定のマコトとタカシの活躍。イマドキ社会問題をバッサバッサと斬り進み、弱い者を救って行く。ファンタジーでも良いんだよ〜。マコトとタカシは、いつまでも池袋のガキのイザコザに頭突っ込んでいて良いんだよ〜。だから、マコトん家でクリスマスしたり、(万が一にも)結婚しちゃったりしないでおくれ〜。石田衣良も年齢的に厳しいと思うが。あ、いっそマコトとタカシの年齢上げたIWGPっていうのも良いのか?とにかく頑張って書き続けて貰いたい。現実的には解説文のような救いのなさに気が滅入る社会だけれど…

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石田衣良

1960年東京都生まれ。97年『池袋ウエストゲートパーク』でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN』で直木賞、13年『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞

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