野分一過 酔いどれ小籐次 13 決定版 文春文庫

佐伯泰英

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167908706
ISBN 10 : 4167908700
フォーマット
出版社
発行年月
2017年06月
日本
追加情報
:
352p;16

内容詳細

文政二年(1819)秋、野分(台風)一過。久慈屋の大番頭・観右衛門に誘われ、隅田川沿いの須崎村に赴いた小籐次。竹林に囲まれた絶景の地に建つ数寄屋こそ、久慈屋がおりょうに用意した住まいだった。おりょうの新生活のため奔走する小籐次。だが野分のさなかに直面した、千枚通しを用いた殺し事件も急展開を告げていた…。

【著者紹介】
佐伯泰英 : 1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。デビュー作『闘牛』をはじめ、滞在経験を活かしてスペインをテーマにした作品を発表。99年、時代小説に転向(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    徐々に主人公と想い人の間の垣根が低くなってきます。その前に野分といわれていた台風が江戸を襲います。長屋の面々が避難する中で、事件が起こります。それも解決して、想い人のために家を探していましたがそれも見つかりますがその家を巡っての事件があります。ありえないとは思うのですが、主人公の話はエンターテイメントと割り切って楽しんでいます。

  • Masashi Matsuba さん

    江戸の台風、おりょう様の新たな旅立ちや、台風の最中の殺人事件。相変わらず人の為に奔走する小籐次が清々しく、読んでいてとても気持ちが良い。決定版も益々楽しくなってきた。

  • あき さん

    野分(台風)と殺人事件とおりょうの独り立ち。この野分は2009年に各地で豪雨被害を引き起こした台風9号が元ネタかな。積極的なおりょうに対して、後ろに後ろに下がる小籐次がまだるっこしい。ええい、腹をくくってガッ!と行かんかい!って思うけど、そこでガッ!っと行ったら小籐次じゃないよな……。

  • 勝也成瀬 さん

    小籐次とおりょうさんの仲も急展開してこれから先が楽しみ。「新」の方を読んでいて「望外川荘」について知らなかったが、どういう経緯でできたかが分かって良かった。

  • ニッキー さん

    今回は、野分を挟んで芝明神に長屋ごと逃げ込んだら事件に遭遇。おそぎという若い女が別の色と共謀して旦那を刺殺。 そんな事件も解決し、おりょうの永遠の住まい、『望外川荘」に手が入り、いよいよおりょうも独立。小藤次は影に徹する。 こういう関係もありか。 若い時は難しいが、歳をとると3廻り歳が離れていても付き合える。 これを恋愛密度と呼ばせてもらっている。 10歳と40歳は無理。20歳と50歳は、まあまあ。30歳と60歳は問題ない。年の差30歳でも年齢によってその差は問題なくなる。

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人物・団体紹介

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佐伯泰英

1942年北九州市生まれ。闘牛カメラマンとして海外で活躍後、主にノンフィクション作品を発表する。’99年初の時代小説「密命」シリーズを手始めに、次々と時代小説を発表。各シリーズで幅広い読者層から支持を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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