記号と再帰 記号論の形式・プログラムの必然

田中久美子 (Book)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784130802567
ISBN 10 : 4130802569
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
267p;21

内容詳細

プログラミング言語という人工言語の記号論を企て、人間の記号系の本質にせまる。第32回サントリー学芸賞(思想・歴史部門)、第19回大川出版賞を受賞した、文理を超える試みの書を改訂した決定版。

目次 : 人工言語と記号論/ 情報記号/ 第1部 記号のモデル(バビロンの混乱/ 記号が一体化する時/ 「である」と「する」)/ 第2部 記号の種類(文x:=x+1/ 三種類の項/ ある■・その■)/ 第3部 記号のシステム(構造的・構成的/ 記号と時間/ 系の再帰と進化/ 結語)

【著者紹介】
田中久美子編 : 東京大学先端科学技術センター教授。東京大学大学院情報工学専攻博士課程修了後、工業技術院電子技術総合研究所、東京大学大学院情報学環講師、東京大学大学院情報理工学系研究科准教授、九州大学大学院システム情報科学研究院教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • iwtn_ さん

    長く積読していたのを消化。が、消化不良。示唆は獲られたと思うが、自分が議論に追いつけていない。人間以外の存在である機械、コンピュータが解釈する記号系であるプログラミング言語を、自然言語と対比させることで、言語そのものの本質に迫ろうとする。記号論における二元論と三元論を、FPとOOPに対応させて整理するのは面白かった。系の系を考えたりとメタい内容が多く、何か凄いものを読んでるなと、実世界のほうに興味が傾いている自分でもそう感じた。言語系の進化に方向性はあるか?は、見いだせるが後付けになると思う。

  • センケイ (線形) さん

    今やかなり広い体系を持つプログラミングについて、文系的な系譜も踏まえた意味の考察。こういうのを求めていた。勇猛な試みに感謝だ。プログラミングの特色として、指示する対象の明確さがある(と考えられている)が、この際立った特色こそが既往の議論の輪郭を明確にするさまに、心が躍る。もちろん一方で、プログラミングがどのように意味を指し示せるのかも議論される。クラスは性質なのか。インターフェイスは用法なのか。x が値もアドレスも示してしまうのは記号一般にどのようなあいまいさがあるためか。こうした点に両者が交錯する。

  • 跼 さん

    Semiotics 誌への寄稿論文の編集である田中久美子『記号と再帰』(東京大学出版会)を読んだ。 応用記号論という伝統を墨守した真面目な論である。 石田英敬の情報記号論に失望した人々には受けると思う(計算機科学者ではなく仏文学者がなぜ情報記号論を建設できるのかという疑問は至極当然であろう。彼の著作を読めば、その情報学の専門性の低さには絶望する)。 西垣通から推されて書いたらしいが、なんかその実情が停滞していることを表しているというか、なんかなぁという。 情報学環の内輪ということにはなってしまうのかなと。

  • tamioar さん

    興味持った。

  • 鴨川 さん

    記号論とプログラムを繋ぐ試論。読み物として面白い。

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