不戦条約 戦後日本の原点

牧野雅彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784130301688
ISBN 10 : 4130301683
フォーマット
出版社
発行年月
2020年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
270p;20

内容詳細

国家間の戦争放棄が史上はじめて謳われ、日本国憲法の淵源とされる記念碑的な国際条約をめぐる一大パノラマ。世界平和を追求した叡智の結晶の誕生に迫る。

目次 : 第1章 国際連盟と集団安全保障の原則/ 第2章 ブリアン「戦争違法化」提案の背景/ 第3章 フランス・アメリカ恒久友好条約案とその反響/ 第4章 アメリカ案(多国間戦争放棄条約)の形成/ 第5章 不戦条約の成立/ 第6章 不戦条約と日本の東アジア外交―内田康哉特使の列強との交渉/ 第7章 「人民の名において」―不戦条約批准をめぐる経緯/ 結論 不戦条約と戦後世界

【著者紹介】
牧野雅彦 : 1955年横須賀生まれ。1979年京都大学法学部卒業。1984年名古屋大学大学院博士課程単位取得満期退学。博士(法学)。現在、広島大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • spanasu さん

    国際連盟・ロカルノ条約という集団安全保障への米のコミットを求めるフランスと、戦争違法化を求める世論を持ちつつも関与を避けたい米の妥協として不戦条約が誕生する。筆者は日本において問題となった「人民の名に於て」こそが日米の憲法体制の違いが現れたとする。

  • フクロウ さん

    「パリ不戦条約」の成立に至る各国の実情を丁寧に実証する。アメリカ・フランスの思惑(フランスはアメリカ国内世論の戦争違法化の潮流から対ドイツを見据えた二国間同盟にアメリカを引き摺り込みたいが、他方アメリカは同盟は断りたい。結果、不戦条約を多国間条約としてアメリカがフランスに投げ返し、フランスも断りづらくなった)を軸に、日本の対応(「in the name of peoples」の文言と解釈等の政局化)を描出する。「結論」章での憲法九条、象徴天皇制と日米同盟、国際連合の集団安全保障の関係の見通しが大変よい。

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