漂砂の塔

大沢在昌

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087711578
ISBN 10 : 4087711579
フォーマット
出版社
発行年月
2018年09月
日本
追加情報
:
648p;20

内容詳細

北方領土の離島で発見された、日本人の変死体。
捜査権もない、武器もない――圧倒的に不利な状況で、警視庁の潜入捜査官・石上(イシガミ)が真相を追う!
650ページ一気読み! 怒涛のエンターテインメント!!


2022年、雪と氷に閉ざされた北方領土の離島。
日中露合弁のレアアース生産会社「オロテック」で働く日本人技術者が、死体となって発見された。
凍てつく海岸に横たわる死体。何者かに抉りとられていた両目。
捜査権がなく、武器も持てない土地に送り込まれたのは、ロシア系クォーターで中国語とロシア語が堪能な警視庁の石上(イシガミ)だった。
元KGBの施設長、美貌の女医、国境警備隊の若き将校、ナイトクラブのボス……
敵か、味方か? 信じられるのは、いったい誰だ?
日中露三ヵ国の思惑が交錯し、人間たちの欲望が渦を巻く!

大沢在昌、作家生活40年目の記念碑的ミステリー巨編!!

【著者プロフィール】
大沢 在昌(おおさわ ありまさ)

1956年名古屋市生まれ。79年「感傷の街角」で第1回小説推理新人賞を受賞しデビュー。91年『新宿鮫』で第12回吉川英治文学新人賞、第44回日本推理作家協会賞を受賞。94年『新宿鮫 無間人形』で第110回直木賞を、2004年『パンドラ・アイランド』で第17回柴田錬三郎賞を、10年に第14回日本ミステリー文学大賞を受賞。14年『海と月の迷路』で第48回吉川英治文学賞を受賞。著書多数。

【著者紹介】
大沢在昌 : 1956年名古屋市生まれ。79年「感傷の街角」で第1回小説推理新人賞を受賞しデビュー。91年『新宿鮫』で第12回吉川英治文学新人賞、第44回日本推理作家協会賞を受賞。94年『新宿鮫 無間人形』で第110回直木賞を、2004年『パンドラ・アイランド』で第17回柴田錬三郎賞を、10年に第14回日本ミステリー文学大賞を受賞。14年『海と月の迷路』で第48回吉川英治文学賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • W-G さん

    BOOK・OFFで見つけて購入。『パンドラ・アイランド』が割りと好きなので、同じ系統の匂いに惹かれた。著者は書きながら展開を考えるタイプの作家なのだろうが、結果的には、中国を絡ませた意味があまりないまま終わった笑 キャラとしてはヤンは好き。登場人物が限られる孤島物で、だれが事件に深く関わっているのか、読者視点では丸わかりしてしまい、もう少し目眩ましもかけて欲しいところ。終盤まで、ひたすら石上が方々に出向いて質問をぶつけてまわるだけの展開が続き、そこに痺れるような台詞があれば、もう少し嵌まれるのだが。

  • starbro さん

    大沢 在昌は、永年に渡って新作をコンスタントに読んでいる作家です。昨日の北海道から、更に北の北方領土が、本作の舞台です。650P弱、面白く一気読みしましたが、頁数の割には、地味で密度が薄い気がします。

  • KAZOO さん

    久しぶりに大沢さんの新作を読ませてもらいました。また新しい主人公が出てくるのでしょうか?日露のクォーター(祖母がロシア人)で一見するとロシア人という刑事が主人公です。北方四島に属する根室から近い距離にある小さな島での話です。日中ロシアの合弁企業での日本人の殺人事件を調査していくのですが、日本警察としての捜査権や武器などもない密室的な島での活躍です。主人公のほかに出てくるロシア人や中国人などが生き生きしていました。シリーズ化してくれると面白いですね。

  • 雪風のねこ@(=´ω`=) さん

    人間の行動理由は人それぞれだが、他人から見れば危うく捉えられかねない。常識や環境、置かれた立場から考えると当然である。他国、そして閉鎖された環境では尚更である。この点を上手く構成した物語である。緊張感もあるしミステリ要素もあり、大変楽しめる。パキージンの立場からすれば彼を撃つのは道理と言えるが、人命や肩書など取るに足らないものだという世界観もまたいい。謎に近づくと命が危ないのになぜ近づくのか。知り得た情報が抑止力となり、生き残る手段となるからで、登場人物の個性や世界観も合わさって大変痛快である。

  • 紫 綺 さん

    北方領土の中の以前無人島だった島を舞台に巻き起こる、吹雪のような出来事。近未来の設定で、「犬神家の一族」のような奇怪な設定があったり、タイムリーに北方領土の実情があったり、謎解き・アクション有りの痛快長編ハードボイルド。

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大沢在昌

1956年名古屋市生まれ。79年「感傷の街角」で小説推理新人賞を受賞しデビュー。91年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞長編部門、94年『無間人形 新宿鮫4』で直木賞、2001年『心では重すぎる』、02年『闇先案内人』と連続で日本冒険小説協会大賞、14年『海と月の迷路』で吉川英治文学

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