会社ではネガティブな人を活かしなさい 集英社新書

友原章典

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087211962
ISBN 10 : 4087211967
フォーマット
出版社
発行年月
2021年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;18

内容詳細

近年「従業員が幸せ(ポジティブ)になれば会社の業績が上がる」という言説が流布し、多くの企業が従業員の幸福度を上げようと躍起になっている。
しかし幸せ(ポジティブ)になることで成果や業績が上がる人や条件はごくわずか。
むしろ従業員の性格に合わせた働きかた、職場環境、指導が重要なのである。
実験を通して人間の幸せを数値化する「幸福研究」を専門とする著者が、最新の研究から個人の性格に合わせた組織作りや働きかたのヒントを提示する。

【おもな内容】
・不安な気分で創造性がアップ
・ネガティブな人はピンチになると協調的
・心配性な人は管理職に向いている
・従業員あたりの売上高と仕事の満足度は無関係
・従業員全員をポジティブにするのは費用対効果が悪い
・ストレスが多い職場ではマインドフルな従業員が活躍する
・上司がマインドフルだと部下が疲れにくい
・幸せそうな上司のほうが部下の評価が高い

【目次】
はじめに 
第一章 幸せ(ポジティブ)な従業員は業績を上げるのか
第二章 不幸せ(ネガティブ)な従業員こそ重要だ
第三章 マインドフルな従業員
第四章 テレワーク時代の幸福な働きかた 
第五章 幸福研究に基づいた幸せな働きかた
おわりに

【著者略歴】
友原章典(ともはら あきのり) 
青山学院大学政治経済学部教授。
2002年ジョンズ・ホプキンス大学大学院よりPh.D.(経済学)取得。米州開発銀行、世界銀行コンサルタントを経験。ニューヨーク市立大学大学院助教授、ピッツバーグ大学大学院客員助教授、カリフォルニア大学ロサンゼルス校経営大学院エコノミストなどを経て現職。
著書に『実践 幸福学』(NHK出版新書)、『移民の経済学』(中公新書)など。



【著者紹介】
友原章典 : 青山学院大学国際政治経済学部教授。東京都生まれ。2002年ジョンズ・ホプキンス大学大学院Ph.D.(経済学)取得。米州開発銀行、世界銀行コンサルタントを経験。ニューヨーク市立大学大学院助教授、ピッツバーグ大学大学院客員助教授、カリフォルニア大学ロサンゼルス校経営大学院エコノミストなどを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • けんとまん1007 さん

    とかく「ポジティブ」「ネガティブ」と白黒付けたがるのが、この国の今だと思う。これに限らず、二項対立で決めつけてしまいたがる。実際は、その中間も際限なくありえるし、同じ一人の人であっても、その間を揺れ動くのではと思う。あくまで、その時の状態と状況によって、単純に良し悪しということではない。物事には両面あるということを忘れないようにする。そこから始まる。

  • おせきはん さん

    仕事をする際にポジティブ=善、ネガティブ=悪と考えられることもありますが、組織には様々な業務や変化があるので、多様な人がいた方がよいのは、その通りでしょう。むしろ、ワーク・ライフ・バランスやマインドフルネスなどを通じて働く人の心身を安定させる方が、より大切ではないかと思いました。

  • 金吾 さん

    自分の感覚と異なる実験結果を驚きつつ読むのは楽しかったです。幸せだと労働意欲が増すわけでなく効率がよくなるという話やネガティブな人は有事に役立ついう話は印象的でした。

  • 乱読家 護る会支持! さん

    「将来への希望」だけによって「幸せ」な感情を得るのなら、本書の最初の命題はその通りであるが、「幸せ」を生み出すのは「将来の希望」だけではない。「大好きな人との時間」「自由時間の充実」「食欲、性欲などを満たす時間」など、仕事に関係しない「幸せ」もある。 「業績のよい企業で働く多くの従業員は幸せである」とは言えても「従業員が幸せを感じていると企業の業績はよくなる」とは言えない。数学でいう必要十分条件ではないのだ。

  • hiroto nagatsuma さん

    幸福の経済学の研究者が、近年のポジティブ思考重視に偏る組織論、労務管理に疑問を抱き、不安や怒りなどネガティブ思考が個人の業務や組織運営、リーダーシップに与える影響を学術的に検証。ネガティブ思考もまた組織運営に必要であり、また組織をポジティブ思考一辺倒にする必要がないと結論づける。テーマに関連する実験や理論のメタ分析に留まらず、書内で紹介した個々の実験の有効性の検証を丁寧に行っているので納得感が高い。ポジティブとネガティブの中立であるマインドフルネスを取り入れる提案は、実現は簡単ではないが参考になった。

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