心療眼科医が教える その目の不調は脳が原因 集英社新書

若倉雅登

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087210828
ISBN 10 : 4087210820
フォーマット
出版社
発行年月
2019年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
250p;18

内容詳細

まぶしくて見えない! ぼやけたり歪んだりして見えない! まぶたが開かない! 
スマホ・パソコンで目を酷使する影響か、視覚の不調を訴える人が増えている。
しかし、眼科で検査しても「異常は見つからない」。なぜか? それは見えない原因が
「眼球」ではなく「脳」や「視覚の回路」にあるからかもしれない。
眼科で診断不可だった症状を数多く治療してきた神経眼科・心療眼科の第一人者である著者が、
現代人に頻発する目の不調を、脳や神経、心の問題と絡めながら解説。
いろいろな症状を紹介することで、似た症状に苦しむ人の参考になる上に、
目と視覚の基礎知識、意外で面白い目の不思議が学べる一冊。

本書で紹介する主な症状
●まぶしくてまぶたが開けられない!
 眼瞼けいれん…目が開かず、頭を後ろに反らさないと前が見えない
 眼球使用困難症候群…目を開けていると目の激痛や吐き気がする
●視覚ノイズで見えない!
 シャルル・ボネ症候群…視野に小雪や砂嵐や人の顔が見える
 閃輝暗点…視界の一部にギラギラ輝くものがあらわれる
 小雪症候群…視野全体に雪が降っているように見える
 視覚ストレス症候群…文章の行間が光って見える
●ぼやけたり歪んだりで見えない!
 複視…一人のはずが二人に見える
 眼窩窮屈症候群…近視が進んで眼球が大きくなり、目の奥が窮屈に
 目鳴り…見え方の左右差が生じる苦しみ
 スマホ内斜視…スマホの見過ぎで斜視になる子供が急増中!
 高次脳機能障害…事故の影響でぼやけ、めまい、ふらつきを発症
●手術・服薬で見えなくなった!
 白内障手術をしたら見えなくなった!術後の脳対応の遅れ
 レーシック手術で「過矯正」「眼痛」を発症
 ベンゾジアゼピン系眼症…睡眠導入剤の副作用で目が痛い
                        ──などなど

【著者略歴】
若倉 雅登(わかくら まさと)
1949年、東京都生まれ。北里大学医学部を卒業後、同大学助教授などを経て、
2002年より日本でもっとも歴史ある眼科専門病院井上眼科病院院長、
12年より名誉院長に就任。日本神経眼科学会理事長などを歴任し、
現在は目と脳の関係異常による病気を扱う「神経眼科」「心療眼科」の第一人者として活躍。
主な著書に『絶望からはじまる患者力』、『医者で苦労する人、しない人』(ともに春秋社)など多数。




【著者紹介】
若倉雅登 : 1949年、東京都生まれ。北里大学医学部を卒業後、同大学助教授などを経て、2002年より日本でもっとも歴史ある眼科専門病院「井上眼科病院」院長、12年より名誉院長。日本神経眼科学会理事長などを歴任し、現在は目と脳の関係異常による病気を扱う「神経眼科」「心療眼科」の第一人者として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アナーキー靴下 さん

    目関連でこの本も気になり読んでみた。見え方の不調は目の問題だけにあらず、は想像に難くないが、見るとは具体的にどのような仕組みなのか、更に不調の具体例について、優しく穏やかな語りで説明してくれる。ものを見ることの説明で登場する「孫娘の上の写真をもう一度見てください」真面目さと微笑ましさのギャップが異様に面白い。中盤からは著者が診た患者の症例話が中心だが、何だか羨ましい気持ちに。診察券が増えるほど、医療への信頼は減ってゆく。医療とはどうあるべきか、真摯に考える著者のような医師に出会えたら幸せだと思う。

  • おいしゃん さん

    目と精神が密接に関わっているのは、日々嫌というほど実感しているので、こういうことに目を向けている専門家がいるというのを知っただけでも心強い。

  • ジュリ さん

    目に入ってきた情報は脳が処理をしている。3歳くらいまでの子どもが、長時間ゲームやスマホを見ていると急性内斜視になってしまうことがあるようなので、小さな子どもを持つ人は気をつけて欲しい。

  • Ruby さん

    心療眼科の大家による著作。『ものは眼で見ているのではなく、眼からの信号が脳に伝わってはじめて見える』ことが繰り返し書いてある。心療眼科、神経眼科というのはもっと広まっていいと思う。

  • K さん

    「日本の医療におけるセーフティネットのかけ方は、学問や技術の進歩、つまり時代に追いついておらず、患者の実態に寄り添っているとはお世辞にも言えません」という問題意識を持つ著者が、脳の働きや機能の不全に原因を求めることができ、普通の眼科では大したことがないと取りあってもらえない症状について解説する本。先生は患者の側も自らの病に関する知識を持ち、自分の人生観や価値観に基づいてことが必要と訴えるが、患者の側が知識を持つことにいい顔をしない医者が多いのも確かよね。まずはそこから変わってもらわないと…

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