いとも優雅な意地悪の教本 集英社新書

橋本治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087208993
ISBN 10 : 4087208990
フォーマット
出版社
発行年月
2017年09月
日本
追加情報
:
232p;18

内容詳細

意地悪は単なる悪口や暴力とも違って、洗練を必要とする「知的かつ優雅な行為」である。だからこそ、意地悪には人間関係を円滑にし、暴力的なエネルギーを昇華させる効果がある―。他者への罵詈雑言やヘイトスピーチといった、むきだしの悪意が蔓延する現代社会。橋本治は、その処方箋を「みなが意地悪になること」だとして、古今東西の例を挙げてその技術を具体的に解説する。読めば意地悪な人になりたくなる社会・文芸評論!

目次 : 第1講 意地悪とはなにか/ 第2講 メリル・ストリープに学ぶ意知悪の意味/ 第3講 樋口一葉は頭がいい/ 第4講 紳士は意地悪がお好き/ 第5講 紫式部に陰険さを学ぶ/ 第6講 男と女はどっちが意地悪か/ 第7講 悪を考える/ 第8講 それで、この話はどうまとめればいいのだろう

【著者紹介】
橋本治 : 1948年、東京生まれ。東京大学文学部国文科卒業後、小説、評論、戯曲、エッセイと幅広く文筆活動を行う。『古事記』『源氏物語』『枕草子』『平家物語』といった古典の現代語訳も多い。『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、『双調平家物語』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 阿部義彦 さん

    本人も言う通り本当に内容のないお話です。ほとんど横滑りに横滑りを重ねております。悪文に触れてる場面ではどんなのが悪文かというと、それは私の書くような文章です。という所には文句なく激しく同意、解ってらっしゃるではないですか。樋口一葉、紫式部からマスゾエメリル・ストリープまでを俎上に上げて相変わらずの調子で論じてます。私的に収穫は最悪の敵は「ウチの上司」です。まあ、橋本治の筆の滑りを楽しむ本と割り切って読む様に。山本夏彦さんの本の題名にも有りましたね確か「意地悪は死なず」。意地悪するにも知性は必要。

  • くさてる さん

    「意地悪」というテーマを、樋口一葉、夏目漱石から紫式部にアメコミヒーローまで縦横無尽に取り上げて、さらさらと饒舌に語っていくこの形式は、まさに橋本治っぽい。理解できそうなところでぱっと手を離されて、分からなくなったところでぎくりとするような言葉が差し込まれる。丸一冊読み終えて、なにが分かったか分からないかも不明なままで、でも面白かったし、もういちど読み直せばまたなにか見つかりそうな、そんな一冊でした。

  • ophiuchi さん

    この人は自己を過大でも過小でもなく評価していると意味で「自分の頭の良さ」を分かっていて、私の書いていることが分からないのはあなたの頭が悪いからだよと意地悪をしかけている。要は日本人全体が馬鹿になったと言いたかっただけ?

  • Norico さん

    自分って、意地悪だなぁと思ってたところで、図書館で見つけて読んでみました。さすが橋本治さん、難しくて半分以上理解が追いつかない…。しかし、意地悪には知性と教養が必要なので、私なんかが駆使するにはまだまだ研鑽を積まねばならないことが分かりました。ただの暴力におちいらないよう、日々精進です

  • 香菜子(かなこ・Kanako) さん

    いとも優雅な意地悪の教本。橋本治先生の著書。意地悪は肉体的暴力や攻撃とは違う。意地悪は悪口や陰口、罵詈雑言とも違う。意地悪は本来は知的で優雅な行為。橋本治先生から優雅な意地悪の仕方を学べる良書。

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人物・団体紹介

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橋本治

1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルで精力的な執筆活動を行う。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年

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