成長から成熟へ さよなら経済大国 集英社新書

天野祐吉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087207132
ISBN 10 : 4087207137
フォーマット
出版社
発行年月
2013年11月
日本
追加情報
:
217p;18

内容詳細

戦後、人々の暮らしに貢献した広告はいまやグローバリズムのしもべとなり、人間を衝動的な消費者に変える片棒を担いでいる。60年間広告に関わった著者が語る成長至上主義の限界と新時代の希望!!


【著者紹介】
天野祐吉 : 1933年、東京生まれ。コラムニスト。博報堂を経て独立。雑誌『広告批評』創刊編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kinkin さん

    豊かな国とはなにか気づかせてくれた本。プロローグの世界は歪んでいるから第一章の計画的廃品化のうらおもてに書かれていたことはとてもしっくりした反面、それはまさに自分にも当てはまるのではないか。環境にやさしくモノを大事に使おうと言っている一方ではテレビCMで新しい製品を見ると衝動買いしたり故障してまだ修理して使えそうなものまで買い換える。広告に携わってきた著者ならではの視点で書かれていると感じた。消費社会の底辺は当然消費者、大きな企業は釣り餌のごとく広告を撒き散らしているのだなーそれにすぐ引っかかる自分*_*

  • 壱萬弐仟縁 さん

    大気を汚さないはずの原発も、ひとたび事故を起こせば地上や大気中に危険な放射能をまき散らす。事故にこりて、これからは減らしてゼロと思っていたら、政権が変わったとたんにふやさないが再稼働になった。輸出までも(13頁〜)。リニア中央新幹線なんてものを作ろうというのも、ふつうの感覚とは思えません(19頁)。著者は次のように憤慨される。

  • megumiahuru さん

    何故かこの方の文章やコメントが好きでした。その理由が、この本を読んで分かるような気がしました。「広告」という窓を通じて資本主義社会の変遷を定点観測してこられた独自の視点。「国家」や「資本」の居丈高な態度への反骨心。でも、そうしたものを大上段に語るのではなく、ユーモアとペーソスに包んでしまう、どこか茶目っ気のある人柄。「ああこんな大人になりたいなあ」と思わせる方でした。飽和した経済の中でマネーだけがグローバルに暴走してゆく現代。本気で「成長から成熟へ」シフトしないと、と思います。

  • あちゃくん さん

    ある意味、天野さんの遺言でしょうね。広告という消費社会の最前線いた著者が、このまま飽くなき消費・飽くなき成長でいいのかと疑問を呈しています。物質的な幸福を行き渡らせるために広告の果たした役割は大きいけれども、行き渡った先に広告な何をするべきか、どう変わるべきか。5年後、10年後、もし生きていらしたら、天野さん的視点からどのようなことを語ってくれたのでしょうか。亡くなられたのが残念でなりません。

  • 職商人 さん

    何と言いますか、また、「成熟」された方がお亡くなりになられた。「広告」という世界を通して世相の本質を見抜く優れた御意見番的存在でした。私は時代に飲まれて浮き沈みを繰り返しましたが、この本を読むと天野さんは「揺らぐことのない視点、思想」の持ち主だったことが分かります。お書きになられた新聞のコラムをただ痛快と思って読みすごし、我が身を正すことができなかった私だから余計に分かる。私はなんてバカだったのだ・・・と思うのです。

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人物・団体紹介

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天野祐吉

コラムニスト、編集者。1933(昭和8)年、東京都足立区に生まれ、終戦後は父の郷里であった愛媛県松山市に転居、学生時代を過ごす。1952(昭和27)年、愛媛県立松山南高等学校卒業後、明治学院大学で学び、創元社、修道社などいくつかの出版社に勤務。1961(昭和36)年、友人の紹介で博報堂に入社し、同社

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