至高の日本ジャズ全史 集英社新書

相倉久人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087206692
ISBN 10 : 4087206696
フォーマット
出版社
発行年月
2012年12月
日本
追加情報
:
219p;18

商品説明

オレのジャズ史
1950年代から現場で見守ってきた著者の、自身とジャズの関わりを軸にまとめた日本ジャズの歴史。戦前から続く日本のジャズが、アメリカの有能なミュージシャンや新たな音楽の出現と響きあうように、ぶつかり合いながら多彩な音楽を生み出していく様が描かれている。ミュージシャンの身近にいた筆者ならではの貴重なエピソードもたっぷり。最終章は、菊池成孔との対談。


(CDジャーナル 2013年 2月号より)


内容詳細

アメリカ・ニューオーリンズでジャズが生まれてわずか一、二年後の大正年間の日本に、すでにジャズを演奏する日本人がいた。以来、発祥の地から遠く離れた辺境の島国・日本で、この新しい音楽はいかに進化、変貌したのか?戦後の混乱期からその現場に居合わせた著者独自の視点から、ジャズ喫茶やナイトクラブに渦巻いた熱狂、コルトレーン、モンクら著名ミュージシャン来日の舞台裏、新たなジャズの潮流、山下洋輔の登場、若きミュージシャン同志の対立と別離…など、驚くほど多彩な日本ジャズの来歴をたどる。各時代別に厳選した、参考音源リスト付き。

目次 : 序章 未知との遭遇―ジャズが日本にやってきた/ 第1章 カルチャーショック―史上最大のブーム到来/ 第2章 椅子取りゲーム―本家アメリカのお墨付きは?/ 第3章 ファンキーブーム―それはフランス経由でやってきた/ 第4章 “モード”の時代―アイデンティティ追求へ向けて/ 第5章 発想の転換―やっと答えが見つかった/ 第6章 テイクオフ―異種格闘技の密林を抜けて/ 第7章 目下飛行中の日本ジャズ―菊地成孔との対談

【著者紹介】
相倉久人 : 1931年生まれ、東京出身。東京大学文学部美学美術史学科中退。音楽評論家。大学在学中から音楽誌にジャズ評論を発表し、ジョン・コルトレーンら国内外の著名ミュージシャンのステージでは司会も務めた。知的かつ硬質な評論で知られ、山下洋輔など若いミュージシャンに多大な影響を与えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • jahmatsu さん

    和ジャズの歴史(70年頭まで)をザックリとお勉強できる良書。60年代のシーン濃密さは現場で体感、目撃していたからこその貴重な話の数々。熱いっ!菊池成孔との対談も面白かった。

  • くりりんワイン漬け さん

    旨を張って自慢できる日本ジャズの沿革。アジアでも唯一の深い味わいを気づいてくれた先人たちの歴史。どんなにアジアの国が模倣をしようとしても培ってきた積分的歴史は絶対にできない歴史。これを如何に我々が育てていけるのか。 是非New Jp Jazzを更に花を咲かせたい!!!そんなことを感じさせた相倉氏の本です。

  • ネムル さん

    日本ジャズの歴史というよりも、もっとエッセイライクな己の半世紀。バップもモードもフリーもアメリカの流れに関係なく、一気に流れ込んできた日本の混沌が面白い。なるほど50・60年代と納得のいくもので、ジャズの布教と当時の実験演劇とに密接なつながりのあるあたりが、アメリカと全く違った道のりで興奮させられた。

  • qoop さん

    1950〜70年にかけて著者が日本のジャズ史の中でどういう役割を果たしたかをつづった回想録。タイトルの大仰さには〈自分の関わった流れこそ、日本のジャズ業界にとって最も価値ある変革のエポックだった〉という著者の評価をこそ読み取るべきだろう。そう考えると、著者の果たした役割を通して、そこから雪崩式に広がる影響範囲の広さ、大きさが見えてくるし、著者を越えたより大きな潮流こそが本書の意図するところだということが分かる。私的でありつつダイナミックだ。

  • Wataru Hoshii さん

    もはや伝説的な(81歳、現役!)ジャズ評論家・相倉久人氏による、戦後日本のジャズ・シーンの歴史。記述の対象は氏がジャズ評論から離れる1970年までのことだが、徹底的に現場にこだわり、楽器を演奏するように「ジャズを語る」ことで、ミュージシャンと一緒に日本のジャズを創ってきた人ならではの貴重な証言が満載。人気の「和ジャズ」の背後にある歴史を知る意味でも重要だと思う。「評論家の生命線は、音を出す本人すら意識していなかったことを、その音楽から読み取ることができる才能」という氏のテーゼを、正面から受け止めたい。

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