テッサ・モーリス・スズキ

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北朝鮮で考えたこと 集英社新書

テッサ・モーリス・スズキ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087206432
ISBN 10 : 4087206432
フォーマット
出版社
発行年月
2012年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
251p;18

内容詳細

1910年、名もなきイギリス人女性が、満州と朝鮮を旅した。それはまさに大日本帝国による朝鮮併合の瞬間でもあった―。本邦未訳のそのE・G・ケンプの「幻の紀行文」を手にした著者は、一世紀後、彼女が辿ったルートを再訪する。そこで見えてきたものとは?英米圏を代表する日本研究者が、北朝鮮で生きる人々の日常を鮮やかに描出し、北東アジア地域が経験した100年間の意味に思いを馳せる。イザベラ・バードの古典的名著『朝鮮紀行』にも比すべき、貴重な歴史記録。

目次 : 第1章 国境/ 第2章 橋のむこう―新義州へ、そしてさらに先へ/ 第3章 時と沈黙/ 第4章 植民地“平壌”から現在の“ピョンヤン”へ/ 第5章 平壌―もうひとつのイェルサレム/ 第6章 分断ラインの両側―開城と都羅山/ 第7章 殺された王妃の宮殿―ソウル/ 第8章 湾に浮かぶ島々―釜山へ/ 第9章 山への道―元山から南へ/ 第10章 希望の旅

【著者紹介】
テッサ・モーリス‐スズキ : 1951年イギリス生まれ。英ブリストル大学卒業、バース大学phD。オーストラリア国立大学研究学院教授。専攻は日本近代史

田代泰子 : 1944年、横浜市生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 浅香山三郎 さん

    1910年のケンプによる旅を、2009年に著者らが辿る。朝鮮半島の余りに過酷な20世紀を静かに見つめ、抑制的に叙述する。変はらない風景がある一方で、随所に失はれた風景、或は変はりすぎた風景と文化が目に入つてくる。その背景には、(日本の植民地支配時代と南北の分断といふ)歴史の重みがあるのだが、その叙述を詳しく書くのではなく、今生きてゐる人々の姿を丁寧に描いてゐる。そのことが本書の言ひあらはし難い味になつてゐる。

  • すずき さん

    北朝鮮の観光ガイドとしても読める

  • まゆみり さん

    北朝鮮という国を知ろうとしなかった。少し前までは韓国と1つの国で歴史もつながっていること。特異なところではないということ。そこに生きる人々が抱える問題が身近に感じられた。

  • kwy8791 さん

    大戦前と大戦後に朝鮮半島を巡った女性の旅行記。単純に珍しい場所への紀行としても読めるし、時代背景を考慮した紀行としても興味深い。 あと、耀徳は初めて知った。トムスク7などと併せて、己のサブカルへの養分にしておきたい。

  • うりきち さん

    テッサさんの旅はその100年前のイギリス女性の旅をなぞるけれど、見える見えないにかかわらず国境によりその旅はやはり分断されてしまう。そこらへんのことも書かれているけれど、どこかに希望があってテッサさんの本は好きです。ほんと、いつか日本のバックパッカーとその友人の北朝鮮の若者が金剛山や高尾山や南山を歩いてるのを見なくちゃ。あと釜山から電車(汽車ではさすがにないけれど)でヨーロッパの端まで行ってみたいなぁ。その日はそんなに遠くないはず。いいことばかりでも悪いことばかりでもないと思うし。

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