中国経済あやうい本質 集英社新書

浜矩子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087206357
ISBN 10 : 4087206351
フォーマット
出版社
発行年月
2012年03月
日本
追加情報
:
171p 18cm

内容詳細

21世紀的グローバル・ジャングルの過当競争のなかで、大量のマネーを招き寄せ、バブルを起こしながら、19世紀的労働条件・生活環境を庶民に強いて、経済成長を追い求める中国。新旧ふたつの世紀を同時に生きる中国経済の矛盾、ふくらむバブルが破裂した後に世界に及ぼす影響を当代一流のエコノミストが鋭利に分析!世界経済全体がメルトダウンを起こしつつある今、矛盾の集積地・中国と日本が共存する道を考える。

目次 : 第1章 中国バブルの構造―新旧ふたつの世紀の狭間で曲芸を続ける中国経済(欲望大国・中国の求めるフロンティア/ 中国は世界経済の王様になれるのか ほか)/ 第2章 為替切り下げ競争と人民元―存在の軽くなったお札に溺れる、にわか仕立ての中国金融(ヒト・モノ・カネの三つ巴芝居のゆくえ/ 「お札なんぞ、日銀がよこす絵葉書だ」 ほか)/ 第3章 「メイド・イン・チャイナ」の正体―グローバル市場に向かうアジアの新雁行形態(黒子の「通貨」に主役を奪われた「通商」/ 国籍不明の製品が世界を闊歩する時代 ほか)/ 第4章 動けない「ヒト」と動ける「カネ」―チャイナ・リスクはモグラたたきゲーム(華やかな上海でカラスと競う貧困者たち/ モグラたたきゲームのような経済運営 ほか)/ 第5章 チャイナ・シンドロームと世界経済―底が抜けた世界経済の矛盾は中国で濃縮する(グローバル経済のチャイナ・シンドローム/ 英語で「チャイナ」は想定外の代名詞 ほか)

【著者紹介】
浜矩子 : 1952年生まれ。一橋大学経済学部卒業。75年、三菱総合研究所入社以後、ロンドン駐在員事務所長兼駐在エコノミスト、経済調査部長などを経て、同志社大学大学院ビジネス研究科長・教授。専攻はマクロ経済分析、国際経済(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 中島直人 さん

    (図書館)中国が特殊なのではなく、グローバル化の帰結であり、その矛盾がサイズの大きさもあり集中的に顕在化しているのみ、というのが主旨か。この人の本は感情的な主張が全面に出過ぎている気がして好きになれなかったが、この本はバランスが取れていて、読んでて納得出来る切り口からの考察になっている。

  • ind さん

    中国の高度成長期における世界の工場という位置づけが、日本や、それ以前のアメリカ、英国と最も異なる点は工場は自国の資本ではなく、海外の資本であるという事。故に、そこでのイニシアチブは海外資本が握っているために、現在中国で工場を操業するメリットである、安価な人件費などのメリットが損なわれれば、撤退するリスクがあり、その為に輸出頼みから内需の確立が必要だが、内需を増やすためには、人件費の高騰が必要となる・・・危うい一面がある。

  • サフィ さん

    今までと違うジャンルに挑戦しと思って手を出した。専門的な用語はほんとんど出てこないので、経済の知識がなくてもしっかり読めてありがたかった。

  • ひろP さん

    私の好きな浜 矩子氏の著書であるが最近の著書は頂けない。中国の専門家でない方の新たな中国経済感を期待したが、中国に対する偏向なマクロ経済感で語られているように思う。ただ唯一中国経済を大喜利の『なぞかけ』に例えて語ったのは面白かった。中国とかけて『アイウエオ、キケコ、シスセソ経済』を目指すべしと解く。その心は、『カクサない』つまり、格差ない、隠さない。らしい。パチパチ(^^;;。ですが、為替や資金の情報開示が格差ないの最初の条件であることは間違いないてましょう。(^^;; しかし新書の読本としては不出来です

  • fuj さん

    内容が超絶薄い。新書だからってこんな適当なんでいいのか。。 中国を通じてグローバル経済の実像を…と大上段に構えつつ、不可思議な比喩と余談を駆使して読者を煙に巻き、読後は何も残らない。中国経済の本質どころか、中国の話が書いてあったのかどうかすら今となっては定かではない。

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人物・団体紹介

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浜矩子

1952年、東京都生まれ。一橋大学経済学部卒。三菱総合研究所初代英国駐在員事務所所長、同社政策・経済研究センター主席研究員などを経て、2002年より同志社大学大学院ビジネス研究科教授。エコノミスト。専攻はマクロ経済分析、国際経済(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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