イスラムの怒り 集英社新書

内藤正典

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087204933
ISBN 10 : 4087204936
フォーマット
発行年月
2009年05月
日本
追加情報
:
18cm,221p

内容詳細

ジダンの頭突き事件を手がかりに、イスラム教徒は何に怒っているのか、我々のイスラム理解はいかに間違っているか、なぜ西欧はイスラムを執拗に嫌うのかをわかりやすく解きほぐし、異文化交流への道を探る。

【著者紹介】
内藤正典 : 1956年東京生まれ。79年東京大学教養学部教養学科(科学史・科学哲学分科)卒業。ダマスカス大学、アンカラ大学で研究に従事。97年から一橋大学大学院社会学研究科教授。ユネスコ人文・社会科学セクター科学諮問委員。専門はイスラーム圏と西欧の国際関係、多文化共生論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • AICHAN さん

    図書館本。「(アメリカが戦争で)女性、子ども、高齢者、病人、お金がなくて逃げられなかった人たちなど、弱者を数多く殺害したことが、欧米と戦うことこそジハードと信じる若者を増やした」「世界じゅうのムスリムの怒りを掻き立てることの重大性を軽視し、戦争という手段を用いたアメリカとその同盟国は“テロとの戦い”という普遍的な課題について、ひどく愚かな選択をした」「西欧社会の思い込みというのは、異文化に対して時としてあまりに傲慢」「西欧がいう“イスラム原理主義者”を増やしている原因は西欧社会の態度にある」

  • ゲンショウ さん

    らいぶらりあんさんにご紹介戴き拝読。人の不寛容を感じます。宗教を信仰する事は本来、私に帰せずの筈なのですが…。根を同じくするイスラム教、キリスト教、ユダヤ教が何故これ程争うのか?本来、共存して居た人々が何故…?強国の利害が生み出したこの状況を、改善する事すら出来無い現在の国際社会。世俗的な方法論では適わないのかも知れませんね…。

  • Humbaba さん

    大切なものというのは,人によって異なる.同じ言葉であっても,それが何を指しているのかというのは異なっていることもある.相手と自分の違いを理解していないと,なぜ相手が怒りを感じているのかも理解できない.まずは互いを知ることが,歩み寄りの第一歩となる.

  • Kent Kaseda さん

    すべての人に読んで欲しい良書。私たちのイスラムに対する誤解は、西欧諸国やキリスト教勢力が自身の行為・信条を正当化するために事実を歪曲したことに由来することが良く分かった。日本人のイスラムに対する無知が、この先戦争やテロリズムの種になる可能性もある。本書を通じて、イスラム教徒の考え方や信条、特に何に対して怒りに駆られるのかを知っておくことは重要だろう。

  • S.Mori さん

    良い本でした。イスラム社会の人々がなぜ西洋社会に怒りを持つかよく分かるようになります。一口で言えば、西洋の世俗主義が、イスラム教をないがしろにしているのです。西洋ではキリスト教が形骸化していますが、イスラム世界ではイスラム教の伝統が社会の隅々まで浸透しています。その伝統は尊重すべきものなのに、西洋の社会では野蛮で人間性を抑圧するものとして見なされます。イスラム教やその社会が血管のない素晴らしいものというわけではありません。しかし、拝金主義が蔓延し、人間の尊厳がおろそかにされている西洋よりはましと言えます。

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人物・団体紹介

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内藤正典

1956年東京都生まれ。同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。一橋大学名誉教授。東京大学教養学部教養学科科学史・科学哲学分科卒業。同大学院理学系研究科地理学専門課程(博士課程)中退。博士(社会学)。専門は多文化共生論、現代イスラム地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されて

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