ゲーテ『イタリア紀行』を旅する 集英社新書ヴィジュアル版

牧野宣彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087204322
ISBN 10 : 4087204324
フォーマット
発行年月
2008年02月
日本
追加情報
:
18cm,262p

内容詳細

ゲーテが残した紀行文学の傑作「イタリア紀行」。その1年10か月に及ぶ旅を完全踏破。ヴェネツィア、ローマ、ナポリ、シチリア…。文豪が見て、歩き、感じたイタリアを、数多くの写真とともに体感する。

【著者紹介】
牧野宣彦 : 1945年生まれ。早稲田大学文学部ドイツ文学科卒。旅行会社に就職し、日本ではじめてウィーンの「ニューイヤー・コンサート」ツアー、ミラノ・スカラ座のオペラ・ツアーなどを企画する。その後、シエナのレストランで修業し、ボローニャに在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    本書は著者(牧野宜彦氏)が「『イタリア紀行』は、ゲーテの訪れた場所の写真がないと読むのが難しい作品だと改めて痛感した」ことが執筆の動機であると語っている。それで随所に建物や街並み等の写真が添えられているのだが、それがはたして有効に機能しているかというと、残念ながらそうでもない。個々の写真が小さいせいもあり、また写真そのものにもインパクトが乏しいせいもあってゲーテが見た光景のイメージが膨らむというには至らないのである。ただし、この本自体は『イタリア紀行』の紹介本としての役割は一応果たしており、無駄ではない。

  • まーくん さん

    ゲーテの『イタリア紀行』は数年前に岩波文庫(相良守峯訳)で読んだが、全三冊の上まで。昭和35年改訂と古い上、活字が小さく読むのに難儀。諦めてはいないが次に進めないまま。本書はその『イタリア紀行』を読み通すには、ゲーテが訪ねた場所の写真があれば実感が湧くだろうとの親切な発想なのだが、写真が小さいためか、今一つ。旅行ガイドと作品解説の二兎を追ってるため内容が詰まり過ぎ。ただ、旅の経緯や背景についての解説で改めて作品を理解でき、ゲーテのイタリアへの憧れとローマを前にし浮き立つような感動を再び味わうことができた。

  • イプシロン さん

    上中下巻という『イタリア紀行』を260頁でガイドするのは無理があるのだろうが、著者なりの努力でコンパクトに纏めようとした意図が伝ってくる。写真が小さいとか、構図が……とか、不満に感じる部分があるが、ゲーテが見たものを興味をもって追いかけた情熱には感服した。ゲーテの現地での足跡を辿り、彼が見た絵画が2000年代以降どこにあるか、彼が旅した時代背景なども徹して調べていることに苦労が偲ばれた。調べたことは全部お伝えしたいという思いが強すぎる文章ゆえか、早口でまくしたてられているような読書感になるのが残念だった。

  • ごへいもち さん

    ワイマール公国随一の高給取りの役人がその給料を受け取りながら2年近くもイタリアを旅するなんて今じゃありえないけど これが文化っていうものなのかとも思う。しかしくだらない本は読んでもゲーテのオリジナルを読むことは今後ないかも。それが私のレベル…

  • Masakiya さん

    アンデルセンのイタリア案内の次にと、岩波の3分冊ではなく写真入りの案内書を手にしてしまう自分のヘタレさはともかく、ワイマール公国に仕えていたゲーテが37歳の時に、言わばサバティカル休暇を取得して行なった1年半に及んだイタリア紀行。 『若きウエルテルの悩み』が、その内容の不埒さから、ローマ教会の反発にあって回収処分になっており、ローマにはお忍びの潜伏に近い形でくらしていたというのも、当時の事情が知れておもしろい。ミケランジェロの最後の晩餐を前に、語る言葉がないと告白するところが印象的。素直でいいやつじゃん。

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人物・団体紹介

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牧野宣彦

早大独文卒。1974年旅行会社にて日本初のニューイヤー・スカラ座オペラツアーを企画。その後コンピューター会社を経て、1998年よりイタリア・ボローニャ在住。フリーのトラベルライターとして、旅行、音楽、グルメ関係の執筆、写真撮影をする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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