梟の月 角川文庫

小松エメル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041113332
ISBN 10 : 4041113334
フォーマット
出版社
発行年月
2021年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
272p;15

内容詳細

過去の記憶を失い、妖怪たちの住む世界で目覚めた私は、いつしか彼らと暮らすことになった。妖怪たちに乞われ、物を教える「先生」となり、個性豊かな彼らとの生活を楽しむようになる。だが、どうして私はこの世界に来なくてはならなかったのだろう。いつも私の傍から離れないアオバズクは、何か知っているのか。ある日、烏帽子をつけた一つ目の妖怪が私の前に現れ、二つ目の月に触れれば、元の世界に戻れるというが…。

【著者紹介】
小松エメル : 1984年東京都生まれ。國學院大學文学部史学科卒業。2008年、ジャイブ小説大賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • sin さん

    人は死の直前に走馬灯の様に己れの一生を思い浮かべると云うが…どうやら彼は何度も何度も同じ体験を繰り返すようだ。失った記憶の性でもあろうか?それとも彼本来の性格なのか、ぐずぐずしたやつだと頭に思い浮かべたとたん「ぐずぐずとはっきりしない自分が…」と云う文章が目に飛び込んできた。ここに描かれた先生と云うやつはぐずぐずと情けない奴で、おまけに妖怪達のお情けにすがって生きている。それは記憶を失って己れが見えないからでは無く自意識過剰で他人を拒絶してきたから…彼は人が存在しない妖怪の世に己れを縛り続けるのだろう。

  • kira さん

    初読み作家さん。タイトルと作家さんのお名前が素敵だったからwジャケ買いにも程がある。妖怪の世界に迷い込んだ「私」には過去の記憶がない。危ない目に遭いながらも飄々とのらりくらりとやり過ごし妖怪たちに文字を教える「先生」としてなんとか居場所を得て元の世界に戻ろうとする話…?なのか?主題が掴めなかった…生きたくも行きたくもなさそうな先生ダメ男の匂いプンプンする。寄り添う梟が切なすぎる。最後まで読んでもなんで「3回」それが要るのか分かんなかったな。世界観はいいのにプロットとかが色々惜しい感じでした

  • MATSU さん

    なんだか私にはわからないお話でした。

  • ゆうら さん

    本当のところが掴めそうで掴めない。そんな感じを抱かせる。面白いかと言えば微妙。

  • みゃお さん

    妖怪世界に現れた記憶喪失の”先生”とアオバズクの“朋”。 繰り返される出来事。 かけがえのない人の声。 読んでいる過程で、自身まで迷子になりそうになったのは 初めての感覚。 ラストで、いい感じで裏切られたが、ふんわり暖かい読後感でした。

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