あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続

宮部みゆき

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041067925
ISBN 10 : 4041067928
フォーマット
出版社
発行年月
2018年04月
日本
追加情報
:
565p;20

内容詳細

人間の愚かさ、残酷さ、哀しみ、業――これぞ江戸怪談の最高峰!
江戸は神田の筋違御門先にある袋物屋の三島屋で、風変わりな百物語を続けるおちか。 塩断ちが元凶で行き逢い神を呼び込んでしまい、家族が次々と不幸に見舞われる「開けずの間」。 亡者を起こすという“もんも声”を持った女中が、大名家のもの言わぬ姫の付き人になってその理由を突き止める「だんまり姫」。屋敷の奥に封じられた面の監視役として雇われた女中の告白「面の家」。百両という破格で写本を請け負った男の数奇な運命が語られる表題作に、三島屋の長男・伊一郎が幼い頃に遭遇した椿事「金目の猫」を加えた選りぬき珠玉の全五篇。人の弱さ苦しさに寄り添い、心の澱を浄め流す極上の物語、シリーズ第一期完結篇!

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    宮部みゆきは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。三島屋変調百物語シリーズも読み続けて5作目となりました。本作の最後はサプライズで、第一期完結とのことでした。オススメは、『開けずの間』と『面の家』です。本シリーズは、5作目でまだ27話なので、百物語が成就するには、第四期、19巻程度必要です。第二期以降、どういう展開になるのか楽しみです。

  • ミカママ さん

    単行本で手に入ったのだけれど、版画絵が美しい(文庫にもあるのかな?)。今作は、いきなりおどろおどろしいお話から。そっかぁ、おちかちゃん、おめでとう。幸せになるんだよ。わたしにとっては、聞き手がおちかちゃんだからこそのシリーズだったので、この先はもういいかな、、、。

  • 文庫フリーク@灯れ松明の火 さん

    宮部みゆきさんの時代物に外れ無し!と個人的に思っている。不思議なのはこの『三島屋変調百物語』『ぼんくら』シリーズ含め、宮部時代物が本屋大賞にノミネートすらされないこと。過去に『ソロモンの偽証』『希望荘』だけノミネートされている。大賞は時の運として、これだけ完成度の高い物語がノミネートすらされぬ不可思議。第一話「開けずの間」望みを必ず叶える代償に相応の供物ー例えば人の命要求する【行き逢い神】人は弱いものだから、時に欲をかき、諦め悪く執着してしまう。心の弱った時【行き逢い神】に抗うことが自分には可能だろうか→

  • yoshida さん

    三島屋シリーズ第五巻。そしてシリーズ第一期の完結。短編五編収録。抜群に面白い。どの作品でも人間の様々な感情が質感を持ち丹念に描かれている。妬みや恨み等、読んでいて実にリアルであり唸る。だが、そこに人の持つ優しさや真心が一筋の光明の様に描かれ救いがある。正の感情、負の感情は共に誰しも心当たりがあろう。だからこそ宮部みゆきさんの作品は共感を呼び、支持されると思う。「開けずの間」の恐怖、「だんまり姫」の清純さ、「面の家」の欲、そしてラストに感動がある「あやかし草紙」。どの作品も絶品です。シリーズ第二期が楽しみ。

  • Tanaka9999 さん

    「開けずの間」、「だんまり姫」、「面の家」、「あやかし草紙」、「金目の猫」の5話。「開かずの間」が恐ろしい。人の欲というか、そういうものに巣くうモノの話が怖いらしい。「だんまり姫」はほっこりして安心できる話だが、中だるみ部分がちょっとあったかな。後の話は安心して読めた。現在新聞で続編の連載中だが、この本を読んでいる最中、毎日の話がごっちゃになって難渋した。

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人物・団体紹介

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宮部みゆき

1960年東京生まれ。東京都立墨田川高校卒業。法律事務所などに勤務の後、87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。93年『火車』で山本周五郎賞、99年『理由』で直木賞、2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞。02年司馬遼太郎賞と芸術選奨文部科学大臣賞文学部門、07年

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