AX アックス

伊坂幸太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041059463
ISBN 10 : 4041059461
フォーマット
出版社
発行年月
2017年07月
日本
追加情報
:
312p;20

内容詳細

最強の殺し屋は―恐妻家。「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。引退に必要な金を稼ぐため、仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。『グラスホッパー』『マリアビートル』に連なる殺し屋シリーズ最新作!書き下ろし2篇を加えた計5篇。

(「BOOK」データベースより)

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殺し屋シリーズ第3弾です。主人公は「兜」...

投稿日:2018/05/17 (木)

殺し屋シリーズ第3弾です。主人公は「兜」。 「兜」はダブルワークで殺し屋をしています。「兜」は腕のいい業界では名の知れた殺し屋です。「兜」は家族がいます。「兜」は妻の機嫌を気にする恐妻家です。「兜」は子どもが産まれたあたりからダブルワークの殺し屋を退職したがっています。 殺し屋と言うと異常な毎日を過ごしていると思いますが、兜はただの仕事として殺し屋をしているので、普通の良い夫で良い父です。恐妻家ぶりは極めてマスけど。恐妻家ぶりが楽しいです。なぜそこまで恐妻家なのか?の理由は最後の章でストンと腑に落ちました。兜の宝箱に入ってた一見ガラクタ達も素敵。 兜、君はやれるだけのことはやったよ!上等だよ! きっと屋上からアレしたのは槿なんだろなと想像しました。あってるよね?伊坂さん。

おかき さん | 福岡県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    伊坂幸太郎は、新作をコンスタントに読んでいる作家ですが、殺し屋シリーズは初読です。300P強一気読みしました。恐妻家(実は愛妻家?)のマイホームパパと殺し屋は両立しない気もしますが、ユーモアミステリなので許します。私の恐妻家のイメージは懐かしの『ダメおやじ』https://www.youtube.com/watch?v=4t0GPFBdRwk ですが、著者は恐妻家なのでしょうか?因みに私は恐妻家ではありません(笑)

  • ゆのん さん

    待ちに待った伊坂の新作!長い間待った甲斐があった。グラスホッパー、マリアビートルときて今回のAX。5編から成る連作短編で最後の2編は書き下ろし。兜の筋金入りの恐妻ぶりに笑いながら読みラストは泣ける。懐かし殺し屋達の名前も出てきて感激だ。8月はアイネクライネナハトムジーク、9月には10年ぶりの長編ホワイトラビットが予定されていてまさに伊坂イヤーだな。やっぱり伊坂は最高。

  • うっちー さん

    これまで読んだ伊坂作品の中では一番面白かった

  • 青乃108号 さん

    あなたは恐妻家ですか?などというアンケートがもしあったとしたら、【どちらかといえばそうだ】にチェックを入れるだろう俺。この本の主役【兜】は殺し屋であるにもかかわらず恐妻家で、そんな彼と妻との日常のやりとりが何とも可笑しい。【どちらかといえばそうだ】の俺には異常に共感出来る部分が多くて。脳内で勝手に阿部寛に変換して読むとますます可笑しい。そんな【兜】がもう辞めたい今辞めたいと殺し屋稼業から足を洗おうとするのだが・・ラストは気がきいていて読後は暖かい気持ちになれる本でした。

  • yu さん

    kindleにて読了。 殺し屋、兜さんのお話。BEEは既読。松田さんの回がダントツに好きだなぁ。折角できた心を通わせられる友達だったのに、あんな別れ方なのは残念だけれども、心の芯にじんわり響くようなこの感覚。読んでて自然と笑顔が滲む文章。殺し屋のお話なのにこの不思議な涌き出る感情が、伊坂作品の醍醐味。それにしても、伊坂作品に登場する女性陣は、色んな意味で強くて弱い。そして、読後はやはり泣いてしまった。「整理整頓が嫌いな神様」、このセリフが印象的。じっくり大事に大切に読んだ一冊。

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人物・団体紹介

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伊坂幸太郎

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。04年『アヒルの鴨とコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、短編「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞(短編部門)、08年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞・第

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