銀河鉄道の夜 宮沢賢治童話傑作選

宮沢賢治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784039720306
ISBN 10 : 403972030X
フォーマット
出版社
発行年月
2000年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
26cm,101p

内容詳細

「人々みんなの本当の幸せは何か」を求めながら、銀河鉄道の旅をする少年の物語。天の川周辺の幻想世界を描くカラー絵が美しい愛蔵版。小学校上級向。

【著者紹介】
田原田鶴子 : 1956年岩手県盛岡市に生まれる。岩手大学教育学部甲一類美術科卒業。美術関係出版社に勤務ののち結婚退社。育児のかたわら毎日新聞日曜版、PR冊子、JTBパンフレットなどの挿し絵、イラストの仕事を重ねる。現在は宮沢賢治童話の世界にしぼって油彩画の制作に励み、盛岡市・川崎市などで個展を数回開催。出版の仕事では「おかみさん日記」のイラストレーションがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さつき さん

    『銀河鉄道の父』に触発されて。子供の頃に読んだきりだったので、こんな話しだったかなぁ?と驚きしきり。しょっぱなから、家庭の事情もあり友達にとけ込めないジョバンニの孤独が胸に迫ります。烏瓜のあかり、青いマグネシヤの花火。たくさんのりんどうの花が咲く中を走る汽車。雪の降るように舞いおりる鷺。美しく、どこか寂しい風景が続きます。ジョバンニとカムパネルラの旅が片道しかない汽車の旅であることに、自分で行き先を選べない不自由さ、寄る辺なさをひしひしと感じました。

  • さおり さん

    職場本。たぶん高校生のときに読んだ以来なんだけど、こんなお話だったっけか?一文が長く、つかみどころのない文章で、しかし読み続けたくなる。接続詞や擬態語の使い方も独特なんだけど、これは宮沢賢治の特徴か、それとも時代か。何度も(以下数文字分空白)みたいな言葉が挟み込まれていて、あぁこれって遺稿だったんだよなぁとしんみり。まだ直したかったかもしれない作品が世に出て、それが長い間たくさんのひとに愛されるのは、どんな気分でしょうね。「銀河鉄道の夜」はたくさんあるけれど、この本は挿絵が美しくてとても良かったです。

  • てんちゃん さん

    10年以上前に購入したものの積読状態。一度読んだのかどうかさえ思い出せないまま、この度、久々にページを開きました。でも、この本を読むと眠くなってしまって仕方なくて…。自分の国語力不足を痛感しながら、なんとか読了。表現が理解できない箇所ばかりでしたが、最後のカムパネルラとジョバンニの別れのシーンの会話の美しさだけは、心に響きました。『カムパネルラ、また僕たち二人きりになったねえ、どこまでもどこまでも一緒に行こう。』 田原田鶴子さんの美しい油絵の挿し絵が印象的。

  • すだち さん

    この幻想的な情景をどれだけイメージできるか、でずいぶん印象が変わるだろう。美しい挿絵に助けられた。銀河を旅する列車。つかの間の時間を共にする人や動物は天へ向かう旅の途中か。雁の足がチョコレートみたいって変なの。夢のようなふわふわした世界観と静かな悲しみ。カムパネルラや子供の死は昨今の事件を思い出し、後味が悪い。こちらが夢ならいいのに。

  • ヒラP@ehon.gohon さん

    何度か読んだ宮沢賢治の幻想世界ですが、この本は頭の中でイメージとして描けるような気がします。 それは前に読んだ記憶を掘り起こしたからでしょうか。 田原田鶴子さんの絵に助けられたからでしょうか。 文章がゆとりのある行間とともに膨らんだからでしょうか。 どちらにしても、心地よい夢旅行を体感できました。

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人物・団体紹介

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宮沢賢治

1896年、岩手県花巻生まれ。盛岡高等農林学校卒。農学校で教鞭を執るかたわら、意欲旺盛な創作活動をする。30歳の時に農学校を退職、独居生活に入る。羅須地人協会を設立、農民講座を開く。青年たちに農業を指導したが、肺を患って病臥した。1933年、肺病により死去。生前に詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い

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