魔術 日本の童話名作選シリーズ

芥川龍之介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784039638502
ISBN 10 : 4039638506
フォーマット
出版社
発行年月
2005年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
29cm,39p

内容詳細

若き魔術の大家、ミスラ君に魔術を教わることになった私。だだ、習得するのには1つ条件があった。それは、欲を捨てることだというが…。人間の欲深さを見事に描いた芥川龍之介の不思議な名作を絵本化。

【著者紹介】
芥川龍之介 : 1892年東京に生まれる。東京帝国大学英文科卒。東大在学中、久米正雄等と第3次、第4次『新思潮』を創刊して文学活動を始め、夏目漱石の門下に入った。「鼻」「芋粥」によって新進作家として認められ、新理知派の代表的作家として多数の作品を発表。晩年は芸術上、人生上のゆきづまりから強度の神経衰弱におちいり、1927年7月、睡眠薬を飲んで自殺した

宮本順子 : 1950年東京に生まれる。東京学芸大学美術科を中退し、ロンドンのチェルシー美術大学に入学。油絵と染色デザインを学ぶ。1975年卒業。現在は、書籍の装画、挿し絵を中心に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • スプーン さん

    見事な短編。芥川にはすごい作品があるのですね。絵も心があって良いです。

  • gtn さん

    優越感に浸った時点で、既に自分に魔術を使う資格がないことに主人公は気付いていない。成就を妨げる誘惑は、名乗りを上げて来てはくれない。紛らわしく襲ってくる。

  • ペコ さん

    人間の欲とは勿論自分も含め業が深いものだと感じた。自分が同じ立場だったとしても欲を捨てる行動に出る自信はない。『世にも奇妙な物語』でありそうな話だなと思った。

  • いっちゃん さん

    芥川龍之介氏の作品を絵本で見つけて、子供に読もうと借りたけど、我慢できずに先に読んでしまった。さすが。面白いし、考えさせられるし、もっとたくさんの他作品が絵本になればいいのに。

  • どあら さん

    偶然図書館で見つけて借りて読了。昭和初期のような絵と文章にとても惹かれました。

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人物・団体紹介

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芥川龍之介

1892年東京生まれ。東大在学中に豊島与志雄や菊池寛らと第三次「新思潮」を発刊。1916年に発表した「鼻」が夏目漱石に激賞され、続く「芋粥」「手巾」も好評を博す。後年は厭世的人生観に拠った作品を手がけ、また小説の「筋」をめぐり谷崎潤一郎との文学論争に至った。1927年「ぼんやりした不安」から睡眠薬自

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