トロッコ 日本の童話名作選

芥川龍之介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784039636102
ISBN 10 : 4039636104
フォーマット
出版社
発行年月
1993年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
29cm,39p

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読書メーターレビュー

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  • yoshida さん

    ふと現実に気付いた子供の焦りと困惑が鮮やかに表現されている。トロッコに乗りたい主人公。二人の土工について行き、トロッコを押し、下り、移動する。爽快感が徐々に家への帰路が離れる事の不安に切り替わる。夕暮れに土工達から、ここで帰るように言われた主人公は帰路の遠さに絶望感をもつ。買ってもらった菓子を捨て、下駄を脱ぎ、まさに飛ぶように走り帰る主人公。その感情が家に辿り着いた時に爆発したように泣いてしまう。主人公が選択と結果の責任を否応なくとる事を知る。そして困惑しながらも大人になる。焦燥感が痛いほど伝わってくる。

  • yomineko@猫と共に生きる さん

    読み友様からのご紹介本です📚友禅染とろうけつ染めを縮緬布に手描きして染め上げた大変珍しく美しい絵本。作品に花を添えている。この作品は芥川龍之介が登場人物の少年・良平を通じて人生そのものを伝えている。奥の深い作品。

  • gtn さん

    あの時は、母の胸に飛び込むことによって、感情を爆発させ、泣きじゃくり、やがて安心と幸福感を得ることができた。今は、ただ目の前にトロッコの線路がはるか先まで続いているのが見えるのみ。終点を確かめることも、戻ることも、そして泣くこともできない。

  • ちえ さん

    教科書にも取り上げられる芥川の名作。宮本順子さんの縮緬に友禅染とろうけつ染めで表現された場面が眼下に海を望む風景と、家からはるか遠くに来てしまった良平の不安を余すところなく表現している。とても美しい絵本だった。

  • michel さん

    ★4.8。そう、これ!この感覚や。誰しも幼き頃に、必ず経験するこの感覚。怖いもの見たさ。ちょっとだけ冒険して、ちょっとだけ自信。んでまた、もうちょい冒険するが、大きな不安に恐怖に…最後は母の暖かさに安堵の涙。落とし方、巧み。

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人物・団体紹介

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芥川龍之介

1892年東京生まれ。東大在学中に豊島与志雄や菊池寛らと第三次「新思潮」を発刊。1916年に発表した「鼻」が夏目漱石に激賞され、続く「芋粥」「手巾」も好評を博す。後年は厭世的人生観に拠った作品を手がけ、また小説の「筋」をめぐり谷崎潤一郎との文学論争に至った。1927年「ぼんやりした不安」から睡眠薬自

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