虔十公園林 日本の童話名作選

宮沢賢治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784039633002
ISBN 10 : 4039633008
フォーマット
出版社
発行年月
1987年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
伊藤亘 ,  
追加情報
:
29cm,35p

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • はる さん

    心に染みる名作。いつも子どもたちに馬鹿にされていた虔十。虔十はある日、野原に杉の苗を植え始める。なかなか育たない杉の木。だがその杉はやがて、人々の喜びとなっていく……。木や花を慈しむ虔十。純粋で無垢な虔十が愛おしい。そんな彼を温かく支える兄や父母の愛情も素敵だ。本当のさいわいとは。ラストの虔十の姿が微笑ましい。

  • ぶんこ さん

    旅に出ると車窓から見える木々。蔦も絡まず、きちんと手が入れられているのを見るとホッとします。昨今は地球温暖化のニュースが増えたことで、森林の役割、雨の役割、水が滴って地を潤し、川となって多くの恵みを人に与えてくれる。その原点の大切さに気づく。そういう心境なので、この本の最後の言葉『雨が降っては、すき徹る冷たい雫を、みじかい草にポタリポタリと落とし、お日様が輝いては、新しい綺麗な空気をさわやかにはき出すのでした。』に感動して涙ぐむ。虔十さんの自然を愛し、友達のように思っている気持ちが伝わってきました。

  • ちえ さん

    長岡輝子氏の宮澤賢治童話朗読CDの中になかで一番好きなお話が絵本になっていた。周囲から馬鹿にされてもひたすら杉の林の世話をする虔十。雨の日の杉の林の描写が美しい。虔十はいなくなってもその林は残り子どもたちに愛されている。余韻が残るお話。虔十は賢治の理想の姿なのだろうと思う。

  • chimako さん

    研修のための予習だったが、少し泣けてあぁ良かったと思えた作品。人よりもボンヤリしたところのあるけんじゅう。頼まれればなんだって一生懸命やるのに、なかなか仕事場を頼まれない。そんなけんじゅうが杉の苗を欲しいと言う。兄さんと二人で植えた杉は時を超えてこどもたちに愛される。意地悪な大人は必ずいるがわかってくれる人もいる。よくわかるお話でした。

  • へいっち(ت)♪ さん

    子供達にバカにされていた虔十が杉の苗を育てる。それを見守る家族。意地悪をする人がいても杉林を守る虔十。亡くなってからは家族に守られやがて子供達の憩いの場となる。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

宮沢賢治

1896年、岩手県花巻生まれ。盛岡高等農林学校卒。農学校で教鞭を執るかたわら、意欲旺盛な創作活動をする。30歳の時に農学校を退職、独居生活に入る。羅須地人協会を設立、農民講座を開く。青年たちに農業を指導したが、肺を患って病臥した。1933年、肺病により死去。生前に詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品