シリアからきたバレリーナ

キャサリン・ブルートン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784037269609
ISBN 10 : 4037269600
フォーマット
出版社
発行年月
2022年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
303p;19

内容詳細

あたしは難民として生まれたわけじゃない。みんなとそんなにちがわないの。というか、ちがわなかったの。シリアの内戦によってアレッポの街を脱出し、イギリスにたどりついた少女アーヤと家族の物語。ふるさとでのおだやかな暮らしや逃避行の回想をはさみながら、アーヤがバレエを通して新しい生活をきずいていく姿を描く。イギリスの児童文学賞カーネギー賞ノミネート作品。小学校高学年から。

【著者紹介】
キャサリン・ブルートン : オックスフォード大学英文科卒業。中学校の英語教師として働きながら、児童文学作家として活躍。アフリカや中東などからの難民の子どもたちを教えた経験を持つ。『シリアからきたバレリーナ』はイギリスの児童文学賞“カーネギー賞”にノミネートされた。英国バース在住

尾〓愛子 : 東京大学教養学部卒業後、児童書出版社の編集者を経て、東京大学大学院総合文化研究科にて学術修士号取得。大学院在学時より児童文学の翻訳家として活動開始。東京在住

平澤朋子 : 武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業後、児童書の挿絵や絵本の分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 昼夜 さん

    日本は難民認定が厳しくて出会う機会がないので自分の部屋で寛ぎながら読むと罪悪感がもたげてくるけどそれは偏見なんだよと教えてくれた。それに一度弾圧や戦争が始まれば自分も難民になる可能性があるわけだし、それはいつも突然に始まるんだと思いました。バレエは殆ど知らないけれど主人公アーヤとイギリスで出会った少女ドッティたちが楽しそうに踊っているのは解るしアーヤの葛藤や↓の文章が心を打って応援したい気持ちでいっぱいになりました。

  • 麗月 さん

    図書館本。タイトルに惹かれて読む。踊る事の意味、芸術が持つ力をしっかり描いていた。ユダヤ系でホロコーストを逃れたバレエ教師と、シリアで戦火に襲われ、父を失った主人公。二つの戦争を越える、二人のバレエへの思い。尊い…。

  • NakaTaka さん

    シリアの政変で命からがらイギリスに辿り着いたアーヤ。父は行方不明、病を抱える母と幼い弟の面倒を見て、英語がわからない母の代わりに難民申請や生活のための交渉までするアーヤ。そんなアーヤの心の支えはバレエだった。ハッピーエンドに違いないと確信しつつもその過程が気になって夜を徹して読んでしまった。EUにおける難民問題は記憶にあるがぼんやりとしか実感できていなかった。第二次世界大戦でもその後も難民問題は繰り返し、継続しているのだ。「諦めるな!夢をつかめ!」ラストは私も一緒にアーヤを応援していた。

  • ねこのあくび さん

    「いつの時代にも、戦争はあったし、難民もいたのよね」 イギリスで子供たちにバレエをおしえるミス•ヘレナは言います。自らの生い立ちと運命を今も抱いて生きている彼女だからこその深いセリフです。シリアからイギリスに逃れる途中家族とはぐれ、悲しみと痛み、そして勇気と夢も持ち合わせた主人公アーヤが、ミス•ヘレナと出会えた奇跡が、実際の世界でも起こりうるためには歴史と同時に戦争が強いる犠牲をしらなければならない。もしかしたら近くにいるかもしれない。一人一人が考えなければならない。広く読んで欲しい名作だと思います。号泣

  • がらす さん

    シリア内戦によって故郷のアレッポを逃れ、イギリスにやってきた少女と家族の物語。難民と呼ばれる人にも元々は普通の暮らしがあったこと、ハッとさせられます。ミス・ヘレナやドッティとの運命的な出会いを経て大好きなバレエを続け、新たな生活への希望を見出していくアーヤの姿が眩しく、清々しかったです。

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キャサリン・ブルートン

オックスフォード大学英文科卒業。中学校の英語教師として働きながら、児童文学作家として活躍。アフリカや中東などからの難民の子どもたちを教えた経験を持つ。『シリアからきたバレリーナ』はイギリスの児童文学賞“カーネギー賞”にノミネートされた。英国バース在住

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