セルマ・オッティリアーナ・ロヴィサ・ラー

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ニルスのふしぎな旅 3 偕成社文庫

セルマ・オッティリアーナ・ロヴィサ・ラー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784036510504
ISBN 10 : 4036510509
フォーマット
出版社
発行年月
1982年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
19cm,298p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • 夜間飛行 さん

    人と動物の話が続いたが、この巻は川の話から始まる。川と川が競ったり、合流したりして海を目ざす。もともと本書は子供の地理学習のために書かれたらしいが、個の生命・自然・人間社会の間を行ったり来たりながら川のように続いていく。読むにつれ、細かい所まで綿密な取材に支えられているのがわかった。30章には鉱山街ファールンが大好きなバタキという鴉が登場。この鴉は坑道の奥を夢みるうちに、湖畔の《いおう小屋》から出られなくなってしまう。助けようとするニルスに鴉の語る話がまた面白い。一つ一つの挿話が飽きさせずに繋がっていく。

  • mae.dat さん

    空から鉱山を見下ろしたり、坑夫の話がちょいちょい出てくるのね。思えば、スウェーデンにはイッテルビーがあるんだと気がついた。イッテルビーはちょっと特別な村で、何とこの地名が由来となっている元素が4つもあるんです。それ以外にも、スカンジナビア半島の地名や言葉が由来の元素もある。物語の舞台はそう言う地でもあるんだなぁ。と思ったよ( ¨̮ )。

  • 翔亀 さん

    【3/4】メインストーリーは、小人にさせられたニルスが、雁の渡りに同行し、普通は飛ばないガチョウを連れて雁の営巣地(スウェーデンの北端)まで行って戻ってきたら人間に戻れる、という単純なもの。行く先々のニルスと雁、イヌワシ、コウノトリなど多くの鳥や動物のエピソードが楽しいのだが、それにも増してニルスとは全然関係ない、旅先での伝説--その地域の国造り神話や伝説(創作かどうかは不明)が語られる。これは、冒険ファンタジーの形を借りたスウェーデンの古事記であり民話集であるのだ。延々と続き頭がスウェーデン漬けになる。

  • ワッピー さん

    物語はスウェーデン中部の首都ストックホルム、学問の都ウプサラへ展開。春を呼ぶかがり火を焚くヴァールボリイ祭りを空中から眺めるシーンは夜景の好きなワッピーには堪りません。主にダーラナ地方の風物詩と貧しかった時代の苦難の歴史、そしてスウェーデンを豊かにした鉱業や基幹産業である林業が紹介されます。アッカたちと旅をして信義という美徳を身につけ、他者を犠牲にして自分が助かろうと思わなくなったニルスの成長には目を見張ります。モルテンの婚約者ダンフィンやオオワシのゴルゴも登場。思いがけず巻き込まれた山火事の描写は圧巻。

  • まさ さん

    ニルスの北上の旅も3巻目に。この巻はスウェーデンの伝説や民話が語られる場面が多かった。そして、興味深い話ばかり。一緒に旅をしながらスウェーデンの国土や歴史について学んでいるよう。ワシのゴルゴやオーサとマッツの姉弟、ダンフィンがそれぞれの話を広げてくれる。

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