サブキャラたちの日本昔話

斉藤洋

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784036431908
ISBN 10 : 4036431900
フォーマット
出版社
発行年月
2018年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
広瀬弦 ,  
追加情報
:
102p;20

内容詳細

日本昔話には、たくさんの謎がかくれています。「浦島太郎のカメは、なぜ浜辺にあがったのか」「桃太郎の家来たちは、なぜ命がけの鬼退治に、きびだんごひとつでついてきたのか」「金太郎とクマは、ほんとうにすもうをとったのか」など……。
わたしは、浦島太郎のカメや桃太郎のイヌ、それから金太郎のクマに会って、じっさいに話を聞いてきました。おそらく、これを読めば、いくつもの謎がとけ、すっきりした気分になれると思います。

物語の脇役、サブキャラたちが語るうちあけ話を3編収録した短編集。

【著者紹介】
斉藤洋 : 東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞、『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞を受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞を受賞

広瀬弦 : 東京都生まれ。絵本・挿し絵などで個性豊かな作品を発表している。「かばのなんでもや」シリーズで産経児童出版文化賞推薦、『空へつづく神話』で産経児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと… さん

    83/100点 日本昔話の、桃太郎・浦島太郎・金太郎をそれぞれのサブキャラ、犬・亀・熊の視点から語った物語。今までのよく知ってる話しもサブキャラの視点で見ると、それまで感じていたのと全く違った印象になり、けっこう新鮮な感じで面白かったです。中でも犬の視点で語られた桃太郎が一番気に入りました。犬・猿・キジはきび団子を一つ貰ったくらいでなぜ危険な鬼退治に付き合ったのか?少数の桃太郎たちが圧倒的多数の鬼を退治ができたのはなぜか?などの疑問が分かった気がします。それにしても桃太郎があんなイヤな奴だったとは…。

  • やも さん

    桃太郎・浦島太郎・金太郎のスピンオフ的なw たしかに言われてみれば、どの話も違和感だらけ😳まず桃に赤ちゃんが乗ってるって…亀はオスと推測できるのに何故浜辺に…金太郎が強いとは言え子供なのに何故源頼光の家来になれたのか…。様々な疑問が、桃太郎の犬、浦島太郎の亀、金太郎の熊目線で語られる新感覚の日本昔話✨読み終えると、こっちが本当に思えるくらいの推察🤣桃太郎だけ散々な扱いだったな😅★3.5

  • b☆h さん

    タイトルで面白そうだと手にした一冊。『浦島太郎』をカメ目線、『桃太郎』をイヌ目線、『金太郎』をクマ目線で綴っている短編集。小説でも連作ものは、誰目線かによって出来事の捉え方が大きく変わるけど、誰でも知っている話をこういった形で書ける発想力がすごい。サクッと読めてしまうけど面白いだけで終わらず、大人こそ楽しめる作品だと感じた。著者を調べたら、以前観た『ルドルフとイッパイアッテナ』の作者と知り、なんだか嬉しくなった。グリム童話バージョンもあるみたいやから読みたい。

  • aki☆ さん

    読友さんの感想で知った本。浦島太郎に助けられたカメ、桃太郎と鬼退治に行ったイヌ、金太郎と相撲をとっていたクマにそれぞれ直接聞いた話という設定(笑)。とても短いのでさらっと読めて楽しめた。桃太郎は意外過ぎ?

  • けいた@読書中はお静かに さん

    歴史を楽しむ上ではすごく大切なことですが、みんなそれぞれ考え方があり、立場があり、物語がある。そして、それを再構成する作者の考え方もある。故に物語は無限大。ひとつの視点から見た世界が正解と思うことが不正解。桃太郎も明治期に入ってから「桃から生まれた〜」になってるし、子供に読み聞かせるのにはきびだんごをあげるクダリがまどろっこしいとダメなので、大人からみると高圧的になってたりするのでは?という視点から見るとまた物語も変わってくる。

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斉藤洋

昭和27年、東京生まれ。おもな作品に、「ペンギン」シリーズ、『ルドルフとイッパイアッテナ』

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