新版 水曜日のクルト 偕成社文庫

大井三重子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784035511809
ISBN 10 : 4035511803
フォーマット
出版社
発行年月
2009年05月
日本
追加情報
:
19cm,178p

内容詳細

水色のオーバーを着た男の子を見かけたぼくに次々おこる不思議なできごとを描く表題作ほか「めもあある美術館」など6編収録。推理作家・仁木悦子として知られる著者による珠玉の童話集。新装版で待望の復刊。

【著者紹介】
大井三重子 : 1928年東京都に生まれる。4歳のとき病気にかかり、以来独学。26歳ころより童話の創作を始め、懸賞小説に応募入選。推理作家としての作品も多い。筆名は仁木悦子。1986年没。著書は少年少女推理小説『消えたおじさん』、推理小説『猫は知っていた』(江戸川乱歩賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Hideto-S@仮想書店 月舟書房 さん

    水曜日になると売れない絵描きの周囲で不思議な出来事が起きる。それは水色のオーバーを着た男の子のしわざ。『水曜日のクルト』は水曜日に生まれ、そして水曜日に死んでしまった。いたずらが成功して笑ってる姿は可愛いんだけどね。江戸川乱歩賞作家・仁木悦子さんが別名で描いた6つの童話。昭和30年前後の作品とは思えないほど、おしゃれでファンタジックで、切ない。ハートフルな『めもあある美術館』『ある水たまりの一生』が良かった。悲しい結末の『血の色の雲』は、二人の兄を喪った戦争への憤りを書かずにいられなかったのかも知れない。

  • 東谷くまみ さん

    大井さんってとても素敵な人だったんだろうな。きっとこの作品は大井さんの心そのもののような気がする。幼少時に胸椎カリエスを患い寝たきりになった大井さん。病気は彼女の身体的な自由を奪ったかもしれないけど、心の自由は奪えなかったんだろうな。「めもあある美術館」「ある水たまりの一生」「ありとあらゆるもののびんづめ」が特に好み。ここではないどこかの美術館、真っ青な空の上、金物屋さんの2階に住む魔法使いのおばあさんの元へ…縦横無尽に大井さんの心は飛んでいく✨優しくて明るく夢に満ちた、温かいお話が詰まった童話集💞

  • ぶんこ さん

    仁木悦子さんの童話です。 人間として大事なこと、欲張らずに地道に生きる人々が素敵でした。 「血の色の雲」は、実在のお兄様がモデルとなられていて、戦争で亡くなられてお兄様への思いが詰まっていました。 仁木さんの作品に、兄と妹が主人公の探偵ものがあったのを思い出しました。

  • Yu。 さん

    持ち物が無くなるのと謎の子供の出現との繋ががりのドラマになんともいえない温かみを覚える「水曜日のクルト」。みんなみんな、自身を写す美術館があるのだ「めもあある美術館」。たかが水たまり‥されど水たまり‥ だがここまで人を感動させる水たまりの物語があろうとは‥「ある水たまりの一生」。魔法って諸刃の剣だけど、使い方次第で皆を幸せにするの‥「ふしぎなひしゃくの話」。作中唯一の悲劇が描かれる本作は、実体験なんだね‥「血の色の雲」。心からそうしてあげたいって思える事はなによりも美しい「ありとあらゆるもののびんづめ」⇒

  • こみゅあ さん

    6編。児童書や絵本は 未知のジャンルですが、読友さんの感想から…出会いに感謝の一冊! それぞれが短くて すぐ読み終えてしまうけど、内に「!」となる深くて大切なものが隠れています。温かくて不思議で優しい物語たち、そして やるせない…が一話。

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大井三重子

1928年東京都に生まれる。4歳のとき病気にかかり、以来独学。26歳ころより童話の創作を始め、懸賞小説に応募入選。推理作家としての作品も多い。筆名は仁木悦子。1986年没。著書は少年少女推理小説『消えたおじさん』、推理小説『猫は知っていた』(江戸川乱歩賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された

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